shopifyのネットショップが、最近世界中で注目を集めています。
shopifyは、簡単にECサイトの構築・運営ができるECプラットフォームです。ネットショップを開設してみたいという人が、SNS上で増えていますが、そこでおすすめしたいサービスがカナダ発のshopifyとなっています。ただ実際にサイトで運営する場合、どのような開設プランがあるのでしょうか。
本記事では、shopifyプランの種類からはじまり、その利点やプランの拡張性まで、広範囲に解説します。
shopifyプランの種類
Shopifyでは、専門知識がなくてもECサイトの開設や運営ができて、国内外でのオンライン販売が行えるようになります。
Shopifyは、簡単にECサイトを開設できる、定期課金型(月額性)のECプラットフォームです。Shopifyでは、実店舗での販売管理をサポートするPOSサービスであるShopify POSも展開しています。
Shopifyプランでは、以下のようにビジネス規模に応じた機能と料金設定になっています。プランによって料金だけでなく、使える機能や決済手数料に差があるため、自社の状況に合わせた選択が必要です。
Starterプラン(月額750円)
SNSで販売をしたり、小規模なEC運営を始めたい人向けの、最初の料金プランです。
ECビジネスの参入障壁を低額費用により大きく下げています。ただカスタマイズができないことや拡張機能は少なめなど、注意すべきポイントがあります。フル機能のECサイトではなく、主にSNSでの販売に特化したプランとなっています。「Spotlight」というテーマを使って、商品を掲載し、SNSからの誘導で販売することを想定しています。デザインのカスタマイズもほとんどできませんが、シンプルで見やすいデザインが提供されています。
Basicプラン(月額3,650円)
個人や小規模事業者向けの年契約での月額支払プランです。基本機能はそろっており、初期コストも抑えられます。また10か所での在庫管理や、24時間チャットサポート、さらにはPOS Lite機能で実店舗販売も対応できるなど、機能面では充実しています。また商品登録数は無制限であり、独自ドメインも利用可能です。
Shopifyプラン(月額10,100円)
中小規模事業者向けの拡張プランです。Basicでの機能に加え、スタッフアカウントも5つまで作成可能です。さらに、決済手数料が3.4%と低めであり、プロフェッショナルレポート機能も利用できます。
Advancedプラン(月額44,000円)
大規模ECサイト事業者向けのプランです。スタッフアカウントも15まで可能で、チェックアウト処理能力は10倍、決済手数料3.25%となっています。さらに、カスタムレポート機能でのデータ分析も可能です。
Shopify Plusプラン(月額345,000円~)
大規模ECビジネス事業者向けの最上位プランです。月額$2,300(約345,000円)から使用が可能で、売上80万ドル超の場合は、売上の0.25%の従量課金となります。処理速度が通常の40倍、大規模セールでもサーバーは安定しており、200か所の在庫管理や購入率向上のためのカスタマイズも可能です。
さらには、実店舗との連携も強化され、POS Proが200か所で利用可能です。ただカスタマイズの難易度が高いため、専門知識がいります。
shopifyプランのオプションサービス
Shopifyのサイト運営者におすすめのオプションサービスを以下にまとめました。Shopifyにはプランを申し込んで使える機能だけではなく、無料サービスなどのさまざまなオプションサービスがあります。
無料サービス期間がついている
Shopifyでは嬉しいことに無料トライアル期間が提供されており、実際にサービスを試してみることができます。
トライアル期間中は、Starter、Basic、Shopify、Advancedのいずれのプランも試すことが可能です。また、全てのプランで、サポートアドバイザーが日本語でも対応してくれます。
Marketplace Connectによる宣伝
Marketplace Connect(マーケットプレイス・コネクト)は、Shopifyで販売している商品アイテムを、他のマーケット市場やSNSなどでも販売することができるアプリです。
これによりAmazonやeBay、Etsyなどの他のECモールと同期させて販売チャンスを増やすことができます。Marketplace Connectを使用すれば、商品カタログをオンラインマーケットプレイスと同期しての販売が可能となり、Shopifyサイトから在庫管理や注文、パフォーマンス測定なども行えます。
Shopifyメールによる販売促進
Shopifyメールは、同社独自のマーケティングツールとなっています。
いろいろなメールテンプレートの中から、自社ビジネスに合ったものを選ぶことで、販売促進のためのキャンペーンも行えます。商品や顧客情報などを管理するのと同じプランによるサイトを用いて、メールの効果を追跡することができ、どれだけ売り上げに貢献したかを分析することができます。
shopifyプランの選択方法
shopifyプランの選択方法について下記に紹介します。
shopifyプランにはいろいろな違いがあり、ビジネスニーズに合わせて最適なプランを選ぶことが大切です。
選び方のポイントとしては、まず「売上規模」を重視します。売上が大きいほど決済手数料の差が重要になります。また「必要な機能」として、スタッフ人数やレポート機能の必要性を考慮することが大切です。最後に「今後の成長性」を踏まえて、拡張しやすいプランを選びましょう。
shopifyのプラン選びは、売上規模やビジネスの目的によって大きく変わります。以下のような視点からも、適切なプランを選ぶことで、コストを削減しながら必要な機能を活用することが大切です。
プラン機能からの選択する場合
各プランで利用できる機能の主な違いは、アカウント数とレポート機能や決済手数料があります。なお上位プランの機能をアプリで代替できる場合もあるので、まずは必要最小限のプランから開始します。
・アカウント数:Starter・Basicは1アカウント、Shopifyは5アカウント、Advancedは15アカウントまで作成可能です。
・レポート機能:Basicプランでは基本的なレポートのみですが、Shopifyプランではプロフェッショナルレポート、Advancedプランではカスタムされたレポート機能が使えます。
・外部決済手数料:プランが上がるほど外部決済手数料が下がるので、販売数量が多くなると有利です。
実店舗とオンラインストアを連携させる場合
実店舗とオンラインストアを連携させるような、オムニチャネル展開を考えている場合、POS機能は重要なポイントとなります。
このため、複数店舗で展開する場合はAdvancedプラン以上が適しています。
ポップアップストアなど一時的な出店ならBasicプランでのPOS Lite機能でも十分です。ただ本格的な実店舗展開ならShopifyプラン以上を選択して、さらにPOS Proを組み合わせて使用するのがベターです。
海外EC向けで販売する場合
国内向けECと海外向けEC(越境EC)では、最適なプラン選択は異なります。
国内ECのみなら、小規模事業者ではBasicプラン、中規模以上ならShopifyプランで大丈夫です。ただ海外展開を視野に入れる場合は、マーケット対応や高度な機能設定が可能なAdvancedプラン以上がおすすめです。Shopifyは、もともと越境ECに強いプラットフォームですが、海外での国際展開には、より高度な機能を初めから備えておくようにしましょう。
shopifyプランでの利点とは
EC販売におけるshopifyプランの利点についてもまとめました。
プラン変更が容易
Shopifyは、事業規模や利用状況に応じて柔軟にプランを変更することができるため、小規模なECサイトにも、成長中のECサイトにもメリットがあります。
小規模なECサイトをBasicプランでスタートし、事業が拡大すればさらに大規模なプランで自社ECサイトを拡張可能です。同じShopifyというプラットフォームを使っているため、拡張に伴う作業は最小限に抑えることができます。
越境EC販売に強い
Shopifyは、越境ECや海外販売にも強いという大きな利点があります。
対応している多数の言語などにより海外発送も可能なため、越境ECも容易にはじめることができます。またカスタマイズによって、海外向けECサイトも手軽に開設することが可能です。
またAmazonやeBayなどの大手海外モールとの連携も可能で、越境ECに挑戦したい事業者にとって心強い機能がついています。
途中解約がいつでも可能
Shopifyプランは、いつでも途中解約することが可能です。ただし、いくつかの注意点もあるので、実際に実施する場合はホームページから参照しておきましょう。
shopifyプランの登録・設定方法
最後に、shopifyプランの登録・設定方法についてもまとめました。
販売チャネルやSNSアカウントを準備する
Shopifyでのアカウント登録が完了したら、販売チャネルを準備することができます。販売経路も複数存在する、マルチチャネル化を進めることで、商品が消費者の目に留まる機会が増え、売上も伸びるという効果があります。
他のショッピングモールで出店登録をしたり、インスタグラムなどのSNSアカウントを準備します。販売チャネルのなかには、Shopifyストアと連携させることで商品情報を連動させられるものもあり便利です。
自社独自のドメインを取得する
Shopifyでストアを開設するとき、独自のドメインを取得して設定することができます。独自のドメインとは、ドメインに自分の好きな文字列を使ったもののことです。
自社ブランド名をドメインに組み込めば、ユーザーはブランド名を目にする機会が増え、結果的にも覚えやすくなります。
とくにECサイトで一番問題となる、SEO対策において独自のドメイン効果は絶大です。また検索エンジンは、キーワードを含むわかりやすいURLを上位に評価する傾向にあるので、流入数の増加も期待できます。
Shopifyで提供されているドメインジェネレーターを利用すれば、コンセプトに合った効果的なドメイン名を見つけることが可能です。一般的な単語を使ったドメイン名については、すでに使用されていて使えないことが多いですが、その場合は、言葉を足すことが可能です。これにより使用できる確率が高まり、使用可能なドメイン名であれば、Shopifyから直接購入できます。なおURLの最後に付ける「.com」や「.net」のようなトップレベルドメイン選びも重要なポイントです。トップレベルドメインを選ぶときは、購入者が何のサイトかわかるようなドメイン名を選ぶことが大切です。一般的にECサイトでは、「.store」や「.shop」といった拡張子がよく使われています。
EC販売に必要なアプリを導入する
ECストアを立ち上げるときは、マーケティングや顧客管理に役立つ機能を持つアプリのみを導入するのがおすすめです。
Shopifyには、自社サイトの機能を拡張できるアプリが多数用意されています。このため、まず必要最低限のアプリを使用してみて、様子を見ることも可能です。ただ、メール配信、クーポン発行、SNS連携やチャットサポートに関するアプリは最初から導入しておくと便利です。
自社SEO対策を実施する
とくに重要な自社SEO対策を実施することも可能です。
自社構築したECサイトが、つねにウェブ検索結果で上位に表示されるよう、検索エンジン最適化が実施できるようなSEO対策をおこないます。SEO対策には主に以下の方法があります。
1. ユーザーのニーズに合ったキーワードを選定する
2. 選定したキーワードに合わせた掲載コンテンツを用意する
3. 自社ページを軽量化させ、サイト速度を向上させる
自社にとって競合サイトのSEO対策も分析し、最新のトレンドに合わせて対策をすれば、上位表示をさらに維持しやすくなります。なおSEO対策は長期的に取り組むのが大切です。必要に応じてSEOコンサルタントにも相談しながら、ECサイト開設後も定期的に改善していくことが大切です。
配送方法と配送料を設定する
ECサイトの運営では、配送方法と配送料を適切に設定することが、自社の利益確保のためには欠かせません。
配送料は、配送コストをよく見積もったうえで、利益を出せる金額を設定します。取り扱う商品の種類や重量、販売エリアを踏まえたうえで、複数の配送業者の料金プランを比較検討するのも大切です。商品や送付先の地域に合わせた配送料を設定することで、コストに見合った金額設定ができます。
とくに一定額以上の購入で配送料を無料にすると、購入者の満足度を向上させたり、複数商品の同時購入を促したりすることも可能です。なお海外への配送にも対応する場合は、関税や追加手数料についても考慮しなければなりません。
支払いプランを選択する
支払のための料金プランを選択して、Shopifyストアをオープンできるよう手配します。なおShopifyストアは、無料で14日間利用でき、14日経過後も1ヶ月間は150円で利用できるという利点があります。
なおストアに必要な販売から配送、マーケティング、オペレーションなど、ほとんどの機能は、Shopify管理画面からクリック一つで簡単に有効化できます。自社ビジネスの変化に合わせて、機能の追加や削除などのオプション管理も容易に実施可能です。
まとめ
shopifyプランの種類からはじまり、その利点やプランの拡張性まで広範囲に解説します。
shopifyプランでは、一番重要な自社SEO対策を実施することができます。自社構築したECサイトが、ウェブ検索結果で上位に表示されるよう、SEO対策を実施することは極めて大切です。
本記事が、shopifyプランを今後検討したり、すでに準備中のみなさまのお役に立てば幸いです。
(以上)

