DtoC

「Direct to Consumer」の略称であり、日本語では「メーカー直販」と訳されることが多い。D2Cとも表記される。

DtoCとは、商品の企画・製造から販売・コミュニケーションまで全てを中間業者を介さずに一貫して自社で行ない、顧客とデジタルを介して直接繋がっていることが特徴とされる。販売チャネルとしては、自社ECをメインにスタートし、一定の規模になってから実店舗を持つケースもある。

特にInstagramやメールマガジンで多くの顧客と接点を持ち、ブランドの“世界観”を軸にファンを増やしている企業が目立つ。

アメリカでは2010年頃からD2Cのビジネスモデルが注目され始め、日本でも2015年以降徐々に注目を集め始めている。

▼DtoCビジネスを行うメリット
・直販のため、利益率が卸事業よりも高い
・自社でマーケティングをコントロールできる
・顧客のフィードバックを直接受け取ることができる

▼DtoCビジネスを行う難しさ
・製品開発から販売までバリューチェーンが長いため、様々なスキルを持った人材が必要である

DtoCブランドの立ち上げ・マーケティング支援を専門的に行うコンサルティング企業も登場している。