BtoC

「Business to Customer」の略称。企業が直接一般消費者との間で行う取引のことを指す。
そのような形態の事業を行なっている企業のことを「BtoC企業」と呼ぶこともある。

BtoCの例としては

  • 一般消費者向けに商品を販売するスーパーマーケットなどの小売業者
  • 一般消費者向けに車を販売する自動車メーカー
  • 一般消費者向けのシステムを提供するIT企業

などがあげられる。

BtoCの特徴としては、一般的には単価が低く、購入時の判断において合理的な理由だけではなく「個人の好み」が反映されやすいことがあげられる。競合他社が多いマーケットでは、まずは手に取ってもらうために、ブランドや商品の知名度が重要視されるため、大々的な広告が打たれることが多い。しかし代替商品が多数あるため、一度商品を購入してくれたユーザーに自社商品を繰り返し購入してもらうことが難しい側面もある。ブランド力だけでなく、カスタマーサポートやアフターケアなどきめ細かいサービスが求められる。

近年BtoCビジネスでは、インターネットショップが広く浸透してきており、店頭に行かず、自宅から商品を購入する人が増えている。

類似用語の「BtoB」とは企業同士の間で行われる取引のことを指している。