ECサイトを運営する中で、決済方法の不足による「カゴ落ち」や、クレジットカードを持たない顧客層の取りこぼしにお悩みではありませんか?
本記事では、こうした課題を解決する「EC後払い決済」について、基本的な仕組みから最新の市場動向、導入のメリット・デメリット、主要サービスの比較、LOGILESSとの連携までわかりやすく解説します。
この記事の結論
- 2023年度の国内後払い決済市場は1兆5,317億円に達し、2028年度には約2兆8,000億円規模に成長する見込み
- 商品確認後の支払いにより購入者の不安を解消し、カゴ落ち防止と代金未回収リスク軽減を同時に実現できる
- LOGILESSは「後払い.com」「NP後払い」「@払い」に対応し、複数の決済手段を一元管理できる
EC後払い決済の基本
商品到着後に代金を支払う決済方法について解説します。
後払い決済の仕組み
EC後払い決済は、商品到着後に代金を支払う方法です。購入者は商品を受け取って内容を確認した後、コンビニや銀行で支払いを行います。決済サービス事業者がEC事業者に代金を立て替えるため、事業者側は代金未回収リスクを回避できる仕組みです。
購入時にはリアルタイムの与信審査が実施されます。審査を通過した購入者には商品と共(または別送)に請求書が届き、14〜30日程度の期限内に支払いを完了させます。商品を確認してから支払える安心感は、購入者にとって大きな魅力です。
他の決済方法との違い
クレジットカード決済に比べ、初めてのサイトでカード情報を入力する心理的ハードルを下げられます。また、代金引換とは異なり、受取時の現金準備が不要で、非対面での受け取り(置き配など)にも対応しやすいのが特徴です。
2023年時点でEC利用決済の主流はクレジットカード(74.7%)ですが、後払い決済はこれらを補完し、特定の顧客層(若年層やシニア層など)を取り込む重要な選択肢となっています。
世界で広がるBNPL
海外では「BNPL(Buy Now Pay Later)」と呼ばれ、欧米を中心に急拡大しています。海外では利息なしの分割払いが支持されていますが、日本でも近年、分割対応サービスが登場するなど多様化が進んでいます。世界の市場規模は4年間で約10倍に成長しており、若年層のカード離れも背景にあります。
EC後払い決済の市場規模
国内市場の現状
矢野経済研究所が2025年3月に発表した調査では、2023年度の国内市場は前年度比21.5%増の1兆5,317億円まで拡大しました。2028年度には約2兆8,000億円規模まで成長すると予測されており、今後も高い成長が見込まれています。分割払いや対面決済、BtoB分野への広がりが市場を牽引しています。
EC市場拡大と需要増加
2023年の国内BtoC-EC市場規模は24兆8,435億円に達しました。EC利用の裾野が広がるにつれ、カードを使いたくない層の取り込みが課題となっています。2013年には40.9%あった代引きが2023年には17.8%まで減少する一方、後払いや電子マネーなどの多様な決済手段へのシフトが進んでいます。
EC後払い決済を導入するメリット
カゴ落ちを防いで売上を伸ばす
決済手段の不足はカゴ落ちの主要因です。後払い決済の導入により、カード情報の入力に抵抗がある層の離脱を防げます。特に信頼構築前の初回購入時において、商品確認後に支払える安心感はコンバージョン率の向上に直結します。
代金未回収のリスクを減らせる
決済事業者が代金を100%保証(※与信通過分)するため、EC事業者は未回収リスクを負わずに済みます。また、請求書発行や督促業務も委託できるため、バックオフィス業務の負担を大幅に削減できる点も大きなメリットです。
顧客満足度がまる
24時間支払い可能なコンビニ払いや、複数の支払い場所を選べる利便性は、顧客のライフスタイルに寄り添ったサービス提供を可能にします。
EC後払い決済の注意点
手数料と入金サイクル
導入には決済手数料(取引金額の数%)や月額固定費が発生します。利益率への影響を考慮し、手数料体系を事前に精査する必要があります。また、商品発送から入金までにタイムラグが発生するため、キャッシュフローの計画も重要です。
与信審査の制限
過去の延滞などで与信を通過できない購入者が一定数存在します。その場合、他の決済方法へ誘導する動線が必要になります。
主要な後払い決済サービス
| サービス名 | 運営会社 | 主な特徴 |
| NP後払い | 株式会社ネットプロテクションズ | 業界最大手。圧倒的な認知度と信頼性。 |
| 後払い.com | 株式会社キャッチボール | BtoB対応も可能。柔軟なサービス設計。 |
| atone | 株式会社ネットプロテクションズ | スマホアプリ連携。ポイント還元や請求まとめ機能。 |
まとめ
EC後払い決済は、カゴ落ち防止と未回収リスク低減を両立する強力なツールです。2028年に向けて市場はさらなる拡大が予想されています。LOGILESSは「後払い.com」「NP後払い」「@払い」に対応しており、これらを活用することで受注・出荷管理と決済の一元化が可能です。自社の商材や顧客層に最適なサービスを選び、物流効率化と売上最大化を同時に実現しましょう。
