AGV

「Automatic Guided Vehicle」の頭文字を取った言葉で、日本語では一般的に「無人搬送車」「無人搬送台車」などと訳される。

「無人」と付いている通り、人が操作を行わなくても自動で動く荷物を運ぶための車両のことを指し、1980年ごろから物流業界などで使用されるようになった。

AGVを導入することで、

  • 人手不足の解消
  • 業務の効率化
  • 人件費の高騰に影響されない事業運営

を行うことができるため、幅広い現場で活用されている。

AGVを導入するには、倉庫内などに走行時の誘導指標(ガイドライン)を設置する必要がある。誘導指標には複数の種類があるが、もっとも一般的に使われているのは床面に磁気テープを貼り、その磁気でAGVを誘導する「磁気誘導方式」である。この方法は磁気テープを貼り替えれば倉庫のレイアウト変更に対応できるため、柔軟に使えることが特徴としてあげられる。