先入れ先出し

商品の入庫・出荷方法の一つ。入庫した日付が古いものから先に出荷する方法のこと。 「FIFO」(英:First In First Out)や「後入れ後出し」とも言う。

先入れ先出しにする、つまり、古い商品から先に販売することで、品質不良や経年劣化を防ぎ、在庫の廃棄を最小限に抑えることができるというメリットがある。また、先入れ先出しをするとなると、商品入庫時に倉庫や棚の整理が必然的に必要となるため、整頓にも繋がる。一方、入荷順を無視して棚に並べてしまうと、先入れ先出しがしにくい状態が生まれてしまう。

特に先入れ先出しを行うべき商品としては、

  • 賞味期限がある食品
  • 使用期限がある医薬品
  • 製造日が記載され、品質が重要視される半導体や電子部品

があげられる。

一方で、商品の入庫時に棚を並び替える手間が発生するため、自社商品に先入れ先出しが必要かを判断することは重要である。例えば、衣類など鮮度が重要ではないものであれば、先入れ先出しをする必要性は高くないとも言える。