クリックポストとは?ECサイトからの発送に欠かせない、その特徴や使用方法まで解説
クリックポストとは、日本郵便が提供する、全国一律料金・追跡サービス付きの小型荷物専用の発送方法です。専用サイトまたはアプリで送り状を作成し、切手を貼らずにポストへ投函するだけで発送できます。本記事では、クリックポストの特徴・使い方・メリットとデメリットに加えて、2026年10月1日に予定されている料金改定(185円→240円)とサイズ基準の変更点を解説します。あわせて、送料上昇局面でECの発送コストをどう最適化するかも紹介します。
この記事でわかること
- クリックポストの基本的な特徴と使い方
- 2026年10月1日からの新料金・新サイズ基準(現行との比較)
- 利用のメリット・デメリットと注意点
- 送料値上げに備えるための発送業務の考え方
クリックポストとは?
クリックポストは、日本郵便が個人・法人向けに提供する、全国一律料金・追跡番号付きの小型荷物発送サービスです。ポスト投函で発送が完結し、対面での差し出しや受け取りのサインが不要な点が特徴です。
主な特徴は次の3つです。
- 全国一律料金:発送先の地域にかかわらず、料金は一律です。
- 追跡番号が標準で付く:荷物の配送状況をオンラインで確認できます。
- 土曜・日曜・祝日も配達される:通常発送日の翌日〜翌々日程度で届くのが目安です。
厚みのある薄型商品や小型雑貨を発送するECサイトで広く使われているサービスです。
【重要】クリックポストは2026年10月1日に185円から240円へ改定
結論として、クリックポストの運賃は2026年10月1日(木)から、現行の185円(税込)から240円(税込)に改定されます。これは日本郵便が発表した郵便料金全般の見直し(ゆうパックの平均約10%値上げ、ゆうパケットの360円への一本化)の一環です。値上げ幅は55円で、率にすると約30%の改定となります。
| 項目 | 現行(〜2026年9月30日) | 改定後(2026年10月1日〜) |
|---|---|---|
| 運賃 | 185円(税込) | 240円(税込) |
参考:クリックポストは2022年7月20日にも198円から185円へ改定された実績があり、料金は固定ではなく日本郵便の方針により見直される点に留意が必要です。
サイズ・重量・差出方法の基準も変更に
料金改定にあわせて、サイズと重量の基準も変わります。荷造りのルールを事前に確認しておくことで、10月1日以降の発送トラブルを防げます。
| 項目 | 現行 | 改定後(2026年10月1日〜) |
|---|---|---|
| サイズ | 長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm以内 | 3辺合計60cm以内かつ長辺34cm以内(郵便差出箱に投函可能なもの) |
| 重量 | 1kg以内 | 2kg以内 |
| 差出方法 | ポスト投函 | ポスト投函のみに限定 |
重量上限が1kgから2kgに拡大される一方、差出方法はポスト投函のみに限定される点は、これまで窓口併用で運用していた発送担当者が見落としやすいポイントです。
クリックポストの使い方
クリックポストの発送は、次の3ステップで完了します。
- クリックポスト専用サイトまたはアプリで送り状を作成する
- 送り状を印刷し、荷物に貼り付ける
- 荷物を郵便ポストに投函する、または郵便局の窓口に差し出す
送り状の作成には、日本郵便のアカウントに加え、Yahoo!ウォレットまたはAmazon Payでの決済登録が必要です。
クリックポストの2つのメリット
- 送料が安く、料金が一律で予測しやすい:改定後も240円と、追跡番号付きサービスの中では比較的低価格な水準を維持します。
- ポスト投函で発送が完結する:窓口に並ぶ必要がなく、土日祝日も含めて好きなタイミングで発送できます。
クリックポストの3つのデメリット
- 補償がない:荷物の破損・紛失時の損害賠償制度がありません。
- 代金引換に対応していない:着払い・代引きでの発送はできません。
- サイズ・重量の上限が小さい:改定後も2kg以内・3辺合計60cm以内という制約があり、大きな商品や重い商品には使えません。
発送方法と発送できる物品
クリックポストで送れるのは、信書に該当しない荷物です。衣類、書籍、コスメ、アクセサリーなど、小型・軽量の商品発送に向いています。信書(請求書や契約書など)を送りたい場合は、レターパックなど他の方法を選ぶ必要があります。
クリックポスト利用前の準備事項
利用には、日本郵便のクリックポストアカウント登録と、Yahoo!ウォレットまたはAmazon Payのいずれかの決済手段の登録が必要です。EC事業者の場合は、受注データと送り状発行を連携させておくと、発送1件あたりの作業時間を短縮できます。
クリックポスト使用時の注意点
改定後は差出方法がポスト投函のみに限定されるため、窓口差し出しを前提とした運用フローは見直しが必要です。また、サイズ基準が「3辺合計60cm以内」という合計値基準に変わるため、これまで「長辺34cm・短辺25cm」の枠に収まらず使えなかった荷姿でも、合計値の範囲内なら発送できるケースが出てきます。梱包ルールは10月1日の施行前に社内で再周知しておくことをおすすめします。
送料値上げにどう備える?配送方法の使い分けルールを自動化する
今回の改定でクリックポストの重量上限が1kgから2kgに拡大される一方、サイズ基準は「3辺合計60cm以内」という新しい基準に変わります。この結果、これまでクリックポストで送れなかった荷物が対象になったり、逆に別の配送方法に切り替えたほうが安くなるケースが出てきます。商品ごと・注文ごとに最適な配送方法を都度人手で判断し直すのは手間がかかる作業です。
EC自動出荷システム「LOGILESS」には、注文の重量・個数・お届け先といった条件に応じて配送方法や配送会社を自動的に振り分ける仕組みがあります。たとえば「合計重量が一定以上の場合は配送方法を変更する」「お届け先が特定の地域の場合は配送会社を変更する」といったルールをノーコードで設定でき(自動で配送方法を変更する機能、RPA・マクロ機能)、料金改定やサイズ基準の変更があった際も、ルールを見直すだけで出荷指示への反映を自動化できます。
送料改定を機に配送方法の使い分けルールを見直したい場合は、サービス概要資料をご覧いただくか、お問い合わせからご相談ください。
よくある質問
Q1. クリックポストの料金はいくらですか? A. 2026年9月30日までは全国一律185円(税込)です。2026年10月1日からは240円(税込)に改定されます。
Q2. クリックポストのサイズ・重量制限は? A. 2026年9月30日までは長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm以内、重量1kg以内です。2026年10月1日からは3辺合計60cm以内かつ長辺34cm以内、重量2kg以内に変更されます。
Q3. クリックポストは土日祝日も届きますか? A. はい。クリックポストは土曜日・日曜日・祝日も配達に対応しており、通常発送日の翌日〜翌々日程度が目安です。
Q4. クリックポストで代金引換(着払い)はできますか? A. できません。クリックポストは代金引換に対応していないため、着払いでの発送には他の配送サービスを利用する必要があります。
まとめ
クリックポストは、全国一律・追跡付きで小型荷物を安く発送できるサービスですが、2026年10月1日から運賃が185円から240円に改定され、サイズ・重量・差出方法の基準も変わります。改定内容を事前に把握し、梱包ルールと発送フローを見直しておくことが、10月以降のスムーズな運用につながります。あわせて、発送業務全体のコスト最適化も検討する好機と言えるでしょう。
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