倉庫作業を現場で学んで、僕らが本当に求めているシステムをカタチにしてくれた

もくじ

企業情報 

企業名株式会社ハセガワロジスティクス
事業内容物流代行事業 など
倉庫数関東:1倉庫 
物流人員体制社員:約10名
アルバイト・派遣:約5~10名
月間対応荷主数約50社
月間出荷対応件数約2万~3万件
対応案件アパレル:40%
アクセサリー:30%
本・DVD・CD:10%
雑貨:10%
その他:10%
対応モデルBtoC
LOGILESS導入時期2017年2月
(開発中のβ版利用は2015年5月から)
EC物流における課題倉庫は1拠点のみで増床が難しいため、限られた床面積でいかに対応出荷件数を上げるかが経営のカギとなるが、荷主から出荷指示が届く時刻が昼過ぎになることが多く、午前中は出荷作業が滞っていた
LOGILESS導入後の成果自動連携によりリアルタイムに出荷指示が届くため、朝からの出荷作業が可能に。さらに従来は目視していたロット番号や出荷期限日付き商品の確認もシステム化でき、業務効率は3倍に。売上も4倍にアップした

取材者プロフィール

株式会社ハセガワロジスティクス 代表取締役社長 長谷川 典彦 氏

株式会社ハセガワロジスティクス

代表取締役社長
長谷川 典彦 氏

父と兄の経営する大型機械の梱包会社を退社後、これから通販が発展することを想定し、2000年に通販の梱包発送を専門とするハセガワロジスティクスを創業。顧客に寄り添う梱包発送を心掛け、今年で設立21年目。

株式会社ハセガワロジスティクス 取締役 長谷川 賢吾 氏

株式会社ハセガワロジスティクス

取締役
長谷川
賢吾

1984年2月生まれ東京都出身。大学卒業後、新卒で大手ゼネコンに入社し、デパート・音楽ホール・美術館・ホテル等の建築事業に関わる。その後2016年10月にハセガワロジスティクスへ転職。現在はオンラインガチャ・女性用アクセサリー・スマートフォン保護フィルム等のお客様を担当している。

株式会社ハセガワロジスティクス 業務部長 佐々木 和弥 氏

株式会社ハセガワロジスティクス

業務部長
佐々木
和弥

前職はEC事業を行う会社で店舗運営、顧客対応、業者対応に従事。顧客側としてハセガワロジスティクスに仕事を依頼していた。物流の流れを学ぶ為にハセガワロジスティクスへ常駐し作業を行っていたが、2014年に様々なタイミングが重なり、入社し現在に至る。

LOGILESSを導入するまで

まだ「EC」という言葉も広がっていなかった2000年に立ち上げた、EC特化型の物流倉庫

長谷川(典):もともと僕の父が梱包会社を経営していました。輸出梱包事業の調子が良くて、一時はずいぶん繁盛しましたが、90年代以降はグローバル化の流れで、取引先だったメーカーさんの工場がどんどん海外へ移り、会社の行く末が怪しくなっていきました。港区と大田区に広い土地を持っていたので、家族からは「不動産運用で生計を立てればいい」と提案されましたが、僕はまだ働き盛り。子どもも当時は大学生と高校生で、ふたりともアメフトをしていたのでお金もかかります。どうにかしなければと思っていたときに、たまたま国際的な団体のEC案件を受注したんです。当時はまだ「EC」という言葉も広がっていませんでしたが、これからはインターネットでモノを売る時代が来ると直感しました。それで、ECに特化した物流倉庫として立ち上げたのが、ハセガワロジスティクスです。

システムで効率化しても解決できなかった、出荷指示の待ち時間

長谷川(典):僕はあまり器用な性格ではないので、拠点はひとつだけ。自分の目の届く範囲で、お客さまのご要望に誠実に対応することを心に決め、従業員も後輩や知人を中心に信頼のおける人にだけ声をかけながら、少しずつ仲間を増やしていきました。

限られた床面積で売上を伸ばしていくには、対応出荷件数をいかに高めていけるかが、ひとつの生命線になります。人の手だけでは限界があると感じ、システムが組める知人をエンジニアとして採用し、WMS(倉庫管理システム)をつくってもらいました。作業はずいぶん楽になりましたよ。でも、システムではどうしようもできない問題もあって、そのひとつが出荷指示の待ち時間でした。当時は、EC事業者さんから出荷指示のCSVデータが届くのが、だいたいお昼過ぎ。午前中は荷物の山を前に、ただ時間をもてあそぶだけで、経営者としてははがゆい気持ちでした。

唯一のエンジニアが退職し、アップデートができなくなった

長谷川(典):それでも、システムのおかげで対応力が高まり、立ち上げ時は1社だったお客さまも、気づけば10社まで増加。順風満帆かと思っていたら、頼みの綱だったエンジニアが急遽退職することになりました。社内にシステムがわかる人間がいなくなり、このままでは、アップデートができない。それで、慌てていろいろなWMSを検討し始めました。2015年のことです。

LOGILESSの導入を決めた理由

わかりやすくてシステムが苦手な人でも使いこなせそう。何より夢があった

長谷川(典):たくさんWMSを比較したけどどこも話が難しく、システムが苦手な僕には正直よくわかりませんでした。それでも何とか1つ選んで、これにしようかなと決めた日に、ある若者たちと別件で面談がありました。そこで彼らが興味深い話をしてきたんです。「僕たち、OMSとWMSの一体型システムをつくって、EC物流の効率化を実現しようとしているんです」と。それがLOGILESSとの出会いでした。このときは「株式会社ロジレス」も存在していなくて、前身となる会社でLOGILESSのβ版を作っているという状況でした。未完成で足りないところだらけのシステムではありましたが、コンセプトが明確で説明された内容もすんなり頭に入ってきました。うちのスタッフでも使いこなせるイメージがわきましたし、何よりも夢がありましたね。「本当にそんなこと可能なのか?」「できたらすごいな」って、話を聞きながらわくわくしました。

 エンジニア視点だったシステムを、2年かけて現場視点のシステムに改良

長谷川(賢):期待感たっぷりでβ版を導入しましたが、最初はイケてなかったですよ(笑)。確かに良い機能はたくさんあるんだけど、それが現場のニーズとマッチしていないということが多かったです。たとえば、はじめは100件までしか出荷処理ができなくて、2,000件発送するのに20回にわけて処理する必要があったり。ピッキングルートを設定できなくて、棚から棚へ何往復もさせられたりもしました。

でも、営業や開発のメンバーが熱心に倉庫に来ては、僕たちの要望を聞いてくれたり、自分たちで実際に作業を体験しながら、現場の視点でシステムを改良してくれました。当時は、毎週のように飲みに行って、理想のシステムやECの未来について、たくさん夢を語り合いました。そうやって2年くらいが経ち、満足のいくシステムになったタイミング(2017年2月)に、LOGILESSが正式リリースされました。

LOGILESSを導入してから

ほぼリアルタイムで出荷指示が届くので、朝から出荷作業が可能に

佐々木 :β版でこそいろいろと改善要望をさせてもらいましたが、LOGILESSを導入したことで、倉庫業務はすっかり見違えました。いちばん大きいのは、システムでは解決できないと思っていた出荷指示の待ち時間がなくなったことです。

通常物流代行では、EC事業者さまから毎日受注情報をCSVデータとして送ってもらった後に出荷作業がスタートします。そのため午前中は一切出荷の作業ができないことが多いです。LOGILESSは、OMSとWMSの一体型システムのため、EC事業者さんに入っている注文データがほぼリアルタイム(10分に1回間隔)で出荷指示が届くので、これまでのようにEC事業者さんから毎朝CSVデータを送ってもらう必要がありません。朝出社してLOGILESSを開けば、すぐに出荷作業に取りかかれます。最近の宅配業者さんは5時には集荷が終わるので、午前中をフルに使えることで、作業にも心にもゆとりが持てます。

ロット番号や出荷期限など、管理項目が多岐にわたるコンタクトレンズの保管もシステム化できて、作業スピードは3倍にアップ

長谷川(賢):僕は、2次元コードの情報を取り込めるようになったことがすごくありがたいですね。たとえば、コンタクトレンズの場合、品番のほかに度数やカラー、ロット番号、出荷期限など、たくさんの管理項目があります。品番や度数、カラーなどの情報はJANコードで管理されているのですが、ロット番号や出荷期限などの情報は2次元コードに入っています。以前使っていたWMSは2次元コードの読み取りに対応していなかったため、一度、JANコードをスキャンした上で、ロット番号や出荷期限日などは目視で確認し、手作業でシステムへの入力作業をしていました。それが、現在はハンディターミナルを一度通すだけですぐに検品が完了します。楽なうえに、人的ミスもなくなり、以前より1/3の時間で作業が終わるようになりました。

必要なデータだけを絞り込み表示できる機能は、離島・遠方の注文だけ先に出荷する際に便利

佐々木:機能面でいえば、出荷伝票などのデータを絞り込んで表示できるところが僕は気に入っています。たとえば、同じ配送指定日の荷物でも、離島など距離が遠い注文は先に出荷したいということがよくあります。以前は絞り込み表示ができなかったので、届いたデータを丸ごと出力して、いっぺんに処理しないといけませんでした。でも今は、住所などの条件で絞り込んで、配送に日数がかかるものから優先して作業ができるので、効率的にオペレーションを組むことができます。お客さまからも「この注文は先に出荷して」といったご要望が多いのですが、どういう条件がきても焦ることなく対応できています。

お客さまは10社から50社に。売上も4倍になり、社員に渡せる給与もアップ

長谷川(典):LOGILESSを導入したことで、業務効率が上がり、より多くのお客さまの対応が可能になりました。お客さまは今や50社、ありがたい話です。売上も4倍以上になって、一緒に頑張ってくれている社員にも給与を多く渡せるようになりました。経営者としては、それが何よりもうれしいですね。

長谷川(賢):未来のハセガワロジスティクスを考えたときに物流代行事業を稼働しながら、自分たちで何か商品を販売するECなども手がけられたらという野望もあります。いつか自分たちがECサイトをやる時が来たら、今度はEC事業者側としてもLOGILESSを使えたらいいなと思っています!

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