システムのAPI連携に予期せぬ課題? LOGILESSにリプレイスを決めたワケ

システムのAPI連携に予期せぬ課題?LOGILESSにリプレイスを決めたワケ
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企業情報 

企業名ベル食品株式会社
事業内容食品の製造、販売
ECサイトhttps://shop.bellfoods.co.jp/
お取り扱い商材ジンギスカンのたれ、ラーメンスープ、スープカレーの素などの北海道のソウルフードを簡単に味わうことのできる調味料やレトルト食品など
販売モデル自社ECサイト(BtoB,BtoC)、楽天市場
月間出荷件数約100〜300件
EC開始時期2000年ごろ
LOGILESS導入時期2023年8月
EC物流における課題①2つのシステム併用による非効率性
受注管理システムと在庫管理システムの2画面を見て管理しなければならず、それぞれのシステムに商品マスタの登録も必要であり、非効率。在庫連動のタイムラグも発生。
②違う形式の商品マスタの登録・管理
ケースでの入庫、保管、販売に必要な機能がなく、すべてバラでの管理になっていた。
LOGILESS導入後の成果①システムの一元化を実現
システムにかかるコストは同じまま、システムの一元化を実現し工数を削減。
②在庫管理機能が拡充され、売上が向上
受注と在庫管理の幅が広がったことで、ECでのケース販売やセット販売などの施策がスムーズに実施できるようになり、売上がアップ。

取材者プロフィール

ベル食品株式会社 営業本部 業務部 業務課 主任 三井 俊幸氏

ベル食品株式会社

営業本部 業務部 業務課 主任

三井 俊幸氏

Web制作会社に4年間勤務し、デザインとディレクションを経験。その後、Webマーケティングを自ら実践するために化粧品・健康食品の製造メーカーのEC責任者として、7年間、単品リピート通販に従事する。2020年、生活協同組合コープさっぽろのデジタル推進本部でDXを推進。2022年、ベル食品に入社し、現職。

LOGILESSを導入するまで

北海道エリアで焼き肉のたれジャンルシェアNo.1!*

我々ベル食品は、北海道の食品メーカーとして戦後間もない1947年に創業した歴史のある会社です。メインの商材である「成吉思汗(ジンギスカン)たれ」は、北海道エリア「焼肉のタレジャンル」でシェアNO.1*を誇っており、北海道では全国で人気の競合他社製品に勝る売れ行きです。他にはラーメンスープ、スープカレーの素なども取り扱っています。

2023年8月末に自社カートをShopifyにリプレイスしたばかりで、まずはスムーズに購入できる導線を整えたところです。バリエーション機能を利用し、商品ページを遷移せず、ケース購入やバラ購入が選択できるようにもしました。

*2022年実績(北海道内の主要POSデータより ベル食品調べ)

4つの管理画面を行き来して確認、出荷が10件もあれば当日出荷できない日々

私が入社した当時、ECの運営は受注管理ツールなどは利用せず、アナログな管理で対応をしていました。運営していたECサイトは4つです。それぞれの管理画面を見ながら、受注情報を確認し、注文があれば明細を全て印刷していました。送り状や出荷指示書を手書きで作成。倉庫まで商品を受け取りに行き、自分たちで梱包と発送をして発送完了メールを送るという作業を行っていました。

当時の出荷件数は1日に2、3件だったので成り立っていたものの、テレビで商品が取り上げられ、出荷件数が膨らむとそれだけで当日出荷を諦めたり、他の業務に影響をきたすなど、アナログで非効率な運用オペレーションでした。

運用を変えていかないと、売ろうにも売れない

まず「運用を変えていかないと、売ろうにも売れない」と思いました。そこで関東を拠点とする倉庫に、物流業務を委託する運用を社内で提案しました。北海道から関東に在庫を移動し、自動化のシステムを導入をして全国に発送するフローです。

この体制を整えるために導入したのが、1万円から利用できる知名度の高い受注管理システムと、無料で利用できる倉庫管理システムの2つです。受注管理システムと倉庫管理システムをAPI連携して、注文を受けると自動的に倉庫様が発送指示を確認できる環境を作りました。お客様への発送完了メールと送り状番号の通知も自動化できます。

それまで会社では、バックヤード業務に対してシステム化をする考え方がなかったため、現状と改善後の運用フローを資料化しプレゼンをするなどして、半年ほどかけて説得をしていきました。そして、念願の自動出荷の体制が整い、2023年の4月に運用開始となりました。当時LOGILESSも検討をしていましたが、はじめから導入に至らなかったのは利用料金が2万円だったためです。稟議でコストの安さをアピールするために1万円の安い方を選びました。

LOGILESS導入を決めた理由

2つのシステムの予期せぬAPI連携の弊害

ところが実際には、受注管理システムだけでなく、倉庫管理システムの利用料に1万円、API連携するためのオプション料金に1万円、トータル3万円の月額費用がかかっていたので、後々冷静になって考えると、一体型システムLOGILESSの利用料2万円の方が安いということに気づきました。

機能的に気になる点もありました。2つのシステムが分かれていた当時の状態では、2画面を見て管理しなければなりません。また、それぞれのシステムに違う形式の商品マスタの登録・管理も必要で、設定コストがかかりました。在庫連動のタイムラグも5〜10分あり、認識していた在庫数と差異が生まれてしまう場面もあり、理想としていた状況と乖離がありました。

ケースでの在庫管理ができず、物流費にも影響

それともう1つ。当社では「バラ」と「ケース」の管理方法を必要としていたのですが、当時導入していた管理システムにはケースで在庫管理をする機能がありませんでした。

例えば「成吉思汗(ジンギスカン)たれ」は1ケース20本入りです。倉庫には「成吉思汗(ジンギスカン)たれを20個」と出荷指示が伝わるのですが、その20個がケースなのかバラなのか、出荷指示書に記載されません。

1ケースでピッキングできるところ、バラで20本ピッキングすれば作業料金は割高になります。単価が安い弊社の商品では利益が取れないことも。慣れていない作業者が現場を担当すると、このような作業は十分起こりうることです。現場任せの運用になっていたと思います。

当社からは誤りがないように作業をしてほしいと倉庫に無理をお願いしていました。そのためには、倉庫からは「ケース単位だとわかるようにデータがほしい」と言われており、お互いの負担は大きかったです。

自動出荷の体制は整ったものの、実際の運用を1〜2か月してみたところで、「ケース管理ができて、受注管理と倉庫管理が1つにまとまっているシステムに変更したい」という気持ちが芽生えてきました。

LOGILESSを導入してから

LOGILESSにリプレイス! 課題がクリアに

その後まもなくして、システムをLOGILESSへ移行しました。変更の大きな決め手は3つ。1つ目は、物流倉庫側とEC事業者側の運用が1つのシステムで完結することです。2つ目は、ケース入数管理ができるため、バラピッキングと並行してケースピッキングが可能になること。3つ目が、受注管理システムと倉庫管理システムを2つ導入するパターンと比較して、コストが安くなることでした。

それに加えて、自社サイトのカートシステムをShopifyへ移行する予定もあったため、Shopifyとの親和性が高かったのもポイントでした。利用後ではありますが、私がWebデザイナー出身という経緯もあり、UI、UXに優れた管理画面の使いやすさも気に入ったポイントのひとつです。

電話注文やこれから連携予定のモールについては作業が残っていますが、現在では、連携済みの自社ECサイトと楽天市場にかかる作業を9割自動化することができました。

ライブコマースの柔軟な売り方に対応し、売り上げに寄与

柔軟な売り方に対応しやすくなったため、売上にも寄与しています。インフルエンサーにライブコマースで商品を紹介してもらう企画があるのですが、その際、購入点数によって特典をつけています。1セット購入は通常価格、2セット購入で割引価格プラス特典同梱、3セットでさらに送料無料といった売り方です。

以前は、セット数ごとに商品ページとページに購入ボタンを作成する必要があり、さらに受注管理システム、倉庫管理システムのそれぞれにマスタ登録をしなければなりませんでした。同梱物の指示もあらかじめ倉庫様に「2セット以上購入のオーダーには同梱物をつけてください」と伝える手間がありました。

まずShopifyのディスカウント機能を利用して、お客様が購入された数量によって、1つの商品登録だけでも割引が適用できるようになりました。バックヤード業務においては複数の商品登録やマスタ登録のコストを下げることができています。

また、Shopify Flowの機能を利用してセット数によって特典タグの付与を設定し、LOGILESSのマクロ機能でそのタグで同梱物の条件を設定しておくだけで、倉庫側のピッキングリストに特典商品を追加することができています。この連携はかなり使い勝手がよく、今後も色んな場面で活用したいと思っています。

LOGILESSはこうしたマーケティング施策に沿った出荷を簡単に自動化できるため、売上を伸ばし、客単価向上にも繋げていくことができます。昔は、それこそ10件も売れれば手一杯でしたが、今では在庫さえあれば100件でも200件でも、出荷に対応できる環境を構築できました。

体制を整えて、ECの売上アップへアクセルを踏む

我々が過去にしてきたやり方と同じように、手作業で頑張ってECを運営しているメーカーが他にもあると思います。ただ、現場としては売れれば売れるほど作業が増えて、売りたいような売りたくないような、ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいる状況になりかねません。

LOGILESSは受注管理と出荷管理が1つのシステムにまとまっているので、同じような悩みをかかえるEC事業者にとってメリットが大きいと感じています。受注と物流の体制を整えて、さらなる売上アップへアクセルを踏んでみてはいかがでしょうか。

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