最近、ギフトに特化したECモール「ギフトモール(Giftmall)」が注目を集めています。ギフトモールは日本最大級のギフト専門セレクトショップで、月間訪問ユーザーは3,600万人以上、取扱商品は50万点以上という巨大なプラットフォームです。
贈る相手やシーンから商品を探せる豊富な検索機能に加え、名前入りギフトやソーシャルギフトなどギフトに特化した機能も充実しており、出店する事業者にとっても消費者にとっても使いやすいモールとなっています。
本記事では、ギフトモールの特徴や出店のメリット・デメリット、具体的な使い方まで詳しく紹介します。新しい販路の開拓を検討中のEC事業者の方は、ぜひ参考にしてください。
ギフトモールとはなにか
ギフトモールは、ギフトだけに特化した日本最大級のネットショップです。月間訪問ユーザーは3,600万人以上を誇り、取扱商品は50万点以上。そのうち約1割は、名前やメッセージ入りといった個別にカスタマイズされたパーソナライズドギフトで、これがギフトモールの大きな特徴のひとつです。
検索方法も豊富に用意されており、商品名の直接入力はもちろん、「誕生日」「結婚祝い」などのシーンや、贈る相手のカテゴリからも探すことができます。「何を贈ったらいいか分からない」と悩んでいる方にも使いやすいモールです。さらに、100万人以上の購買データを分析してAIがおすすめのギフトを提案する機能も備えています。
同社では「大切な人との記念日やご家族・友人の誕生日など、ギフト選びはぜひギフトモールをご活用ください」としており、ギフト購入に特化した販売戦略を展開しています。
ギフトモールへの出店・出品方法
ギフトモールへの出店は、以下のステップで進められます。申し込みから約30日で開店が可能です。
申し込み・出店審査
新規出店を希望する場合は、まず申し込みを行い、出店審査を受けます。取扱商材や出店形態によって必要書類が異なるため、担当スタッフの案内に従って準備しましょう。審査には数日かかります。
契約
ギフトモールから送付される申込書に記入して返送し、契約を締結します。ギフトモールは完全成果報酬型のため、商品が売れるまでは手数料などの費用は一切かかりません。初期費用・月額固定費ともに無料で、解約時にも費用は発生しない仕組みです。
商品登録
自社サイトで商品を販売している場合は、ギフトモール側での商品の代行登録や在庫設定のサポートを受けられるケースもあります。ギフトモール側が作成した店舗ページを出店企業が最終確認し、問題がなければ商品販売の開始と管理画面の発行が行われます。
ギフトモールの3つのメリット
システム開発が不要
ギフトモールに出店すると、ギフトラッピングや名前の印字、eギフト(住所を知らない相手にもメールやLINEでギフトを送れるサービス)などの機能を自社で開発することなく利用できます。初期費用も不要なので、ギフト販売のためのシステム投資を抑えながらスタートできるのは大きなメリットです。
なお、ギフトモールでは模倣品対策や必要許可証の明示など、サイト運営に必要な安心・安全への取り組みにも力を入れています。
集客力がある
ギフトモールの月間サイト訪問者数は3,600万人を超えるといわれ、非常に高い集客力を持っています。2022年にはオンラインのギフト特化型ECモールの中で「認知度1位」を獲得しており、今後さらなる利用者の拡大も期待できます。
自社ECだけではアプローチできなかった層にも商品が認知される可能性が広がるため、新規顧客の獲得を目指す事業者にとって魅力的な販路です。
ギフトが展開しやすい
ギフトモールでは、パーソナライズドギフトを展開しやすい工夫が充実しています。お祝いシーンを選ぶだけでぴったりの商品が見つかるほか、名入れや特別なラッピングなどさまざまなオプションを活用できます。
さらに、出店者向けの販促支援として以下の3つのサービスも提供されています。
【ギフトロジスティクス】
名入れから配送までを一括で行うギフト特化型の物流アウトソーシングサービスです。名入れ加工やオリジナルラッピングに対応しつつ、最短翌日の発送が可能です。
【お祝いコンシェルジュデスク】
プレゼントに関する相談やお届け日の調整など、お客様サポートとして専門スタッフが対応します。
【ベストプレゼント】
日本最大級のプレゼントランキングサイト「ベストプレゼント」と連動しており、売れ筋データをもとにした販売戦略を立てやすい環境が整っています。
ギフトモールの3つのデメリット
リピーターにつながりにくい
モール型ECに共通する課題ですが、ギフトモールでも購入者情報はモール側が保持するため、出店者が顧客に直接アプローチする機会は限られます。自社ECであれば送れるメールマガジンも、ギフトモール経由の購入者には送ることができません。
「お客さまと中長期的な関係を築きたい」と考えている事業者にとってはデメリットになり得るため、ギフトモールは新規顧客との接点づくりの場として活用し、リピート施策は自社ECで展開するなど、役割を分けて考えるのがよいでしょう。
販売手数料がかかる
ギフトモールでは、商品が売れた際に販売手数料が発生します。手数料率は公式には非公開ですが、約21%程度と推定されています(出店者の情報等に基づく推定値のため、正確な料率は出店時に個別に確認してください)。
他のECモールと比較するとやや高めに感じられますが、初期費用・月額固定費・モール内広告費が不要であることを考慮すると、総合的なコストは抑えられるケースもあります。なお、手数料分を販売価格に上乗せすることも可能です。利益率を確保するために、価格設定は事前にシミュレーションしておきましょう。
在庫管理・配送管理の工数が増える場合がある
自社ECで利用しているシステムがギフトモールに対応していない場合、在庫管理や配送管理を別途行う必要が出てきます。連携可能なサービスについては公式サイトに明記されていないため、事前に個別に問い合わせが必要です。
すでに複数のECモール(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)で販売している事業者がギフトモールにも出店する場合、チャネルが増えるほど在庫管理の複雑さは増していきます。こうした課題に対しては、複数チャネルの受注・在庫を一元管理できるシステムの導入が有効です。
たとえば、EC自動出荷システムLOGILESS(ロジレス)は、OMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)が一体となったクラウドシステムで、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopifyなど主要モール・カートとAPI連携済み。販路が増えても在庫をリアルタイムで一元管理できるため、売り越しの防止や出荷作業の自動化に役立ちます。初期費用無料で導入できるので、複数モール運営の効率化を検討している方はチェックしてみてください。
ギフトモールの費用や注文・配送方法
ギフトモールの登録費用
ギフトモールへの出店登録費用は無料です。初期費用も月額固定費もかからず、商品が売れた場合にのみ販売手数料が発生する成果報酬型の料金体系です。販売手数料の具体的な料率は公式には公開されていないため、出店を検討する際は個別に問い合わせましょう。
なお、ギフトモールの専任チームが出店時のページ作成から運営までサポートしてくれます。CSVによる一括操作や在庫連携の機能も備わっているため、EC環境でのギフト販売が初めての事業者でも導入しやすい環境です。法人注文や大量注文にも対応しています。
ギフトモールの注文方法
ギフトモールでの注文には、以下の2種類があります。
・通常注文:お届け先やお届け日時を注文時に指定する方法
・ソーシャルギフト:住所を知らない相手にもメールやLINE経由でプレゼントを送れる方法
注文にあたっては会員登録が必要で、事前登録のほか、注文時にメールアドレスを入力して登録する方法もあります。PC・スマートフォン・公式アプリから注文が可能で、商品をカートに入れ、お届け先・支払方法を入力して確定するシンプルな流れです。
配送方法と送料
贈答先・自宅・勤め先など、希望の場所に配送が可能です。送料は以下の条件で設定されています(情報は変更される場合があるため、最新の条件は公式サイトでご確認ください)。
・自宅以外のお届け先1箇所へのお届け:1商品ごとに送料550円
・1商品の合計が5,400円以上:商品ごとに送料無料
ギフトモール使用時の注意すべき点
出店者としても把握しておくべき、ギフトモール利用時の注意点をまとめました。
対応できる決済方法
ギフトモールで利用可能な決済方法は以下の通りです。
・クレジットカード決済
・銀行・コンビニ・郵便(後払い決済)
・コンビニ前払い決済
・代金引換決済
・ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング)
・Amazon Pay決済
キャンセルや変更への対応
注文後のキャンセルや変更については、購入者がギフトモールの問い合わせフォームからショップに連絡する形になっており、出店者側での対応が必要です。ただし、すでに製作済みの商品やキャンセル・変更を承っていない場合は、その旨を購入者に伝えれば対応は不要です。
クーポン対応
ギフトモールではクーポンの利用が可能で、出店者側でも対応が求められる場合があります。購入者がレジ画面の「ポイント・クーポン使用」欄に@から始まるクーポンコードを入力することで適用されます。
ギフトモールに関するよくある質問
Q. ギフトモールの販売手数料は具体的にいくらですか?
販売手数料は公式には非公開ですが、出店者の情報などから約21%程度と推定されています。初期費用・月額固定費・モール内広告費が不要のため、総合的なコストで比較すると他モールと同等かそれ以下になるケースもあります。詳細は出店時に個別に確認してください。
Q. ギフトモールに出店するのに必要な条件はありますか?
すべての事業者に出店審査が実施されます。取扱商材や出店形態により必要書類が異なるため、申し込み後に担当スタッフから案内を受ける流れです。申し込みから約30日で開店でき、出店後の運営サポートも受けられます。
Q. 自社ECとギフトモールの在庫を連携する方法はありますか?
ギフトモールではCSVによる一括操作や在庫連携機能が提供されており、利用しているシステムによっては自動連携も可能です。ただし、連携可能なサービスは公式サイトに明記されていないため、事前にギフトモールへ個別に問い合わせる必要があります。複数モールの在庫を一元管理したい場合は、OMS・WMSの導入も検討してみてください。
まとめ
ギフトモールは、日本最大級のギフト特化型ECモールとして高い集客力と認知度を誇り、初期費用・月額固定費無料の成果報酬型で出店できる魅力的なプラットフォームです。ギフトラッピングやeギフトなどの機能を自社開発なしで利用でき、パーソナライズドギフトの展開もしやすい環境が整っています。
一方で、販売手数料の負担や顧客情報の取得制限、在庫管理の工数増加といったデメリットもあるため、自社ECとの役割分担を意識しながら活用するのがおすすめです。
販路を拡大するほど在庫管理や受注処理の負担は増していきますが、LOGILESS(ロジレス)のようなOMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)が一体となったシステムを活用すれば、複数チャネルの在庫をリアルタイムに一元管理し、受注から出荷までの90%以上を自動化することも可能です。ギフトモールへの出店をきっかけに販路を広げていきたい方は、バックヤード業務の効率化もあわせて検討してみてください。
