WMS機能 WMS機能はこちら
自社倉庫・倉庫事業者さま向け
お問い合わせ ご相談・ご質問・お見積りはこちら 資料ダウンロード

Shopifyの店舗受取(BOPIS)とは?メリットや導入時の注意点、運用方法を解説

Shopifyの店舗受取(BOPIS)とは?メリットや導入時の注意点、運用方法を解説

Shopifyの「店舗受取」とは、購入者がオンラインストアで注文した商品を、指定した実店舗で受け取れる標準機能です。 「店舗受取」は「BOPIS(Buy Online, Pick up In Store)」とも呼ばれます。

店舗受取を可能にすると、購入者は自宅配送以外の受け取り方法を選べるようになり、受け取りのための来店も店舗での接客の機会になります。また、店舗の在庫をオンラインストアに反映することで、EC倉庫で在庫が切れた商品も店舗の在庫から販売できるメリットもあります。

一方で、店舗の在庫をオンラインストアに正しく反映できるか、店舗スタッフの受け渡しの手順をどうするか、在庫管理システムとどう連携するかなど、導入前に確認しておくべき点もあります。

本記事では、店舗受取の仕組みとメリット、導入時の注意点を、LOGILESSを活用して店舗受取サービスを導入した株式会社土屋鞄製造所様の事例を交えて解説します。

Shopifyの店舗受取はどんな仕組み?

Shopifyの店舗受取は、事業者が受け取りを提供する店舗を設定し、購入者がその中から受取店舗を選ぶ仕組みです。 注文から受け取りまでは、次の流れで進みます。

  1. 事業者が設定する:Shopify管理画面の[設定]>[配送と配達]>[その他の配達方法]>[店舗受取]から、受け取りを提供するロケーション(店舗)ごとに店舗受取機能を有効化する
  2. 購入者が受取店舗を選ぶ:チェックアウト時に受け取り方法として「受取」を選び、受け取る店舗を指定する
  3. 店舗が準備する:店舗スタッフが商品を確保し、注文を「受取準備完了」にする。このとき、購入者に通知メールが届く
  4. 購入者が来店して受け取る:店舗スタッフが商品を引き渡し、注文を「受取済み」にする

店舗受取サービスを導入するメリットは?

店舗受取サービスには、購入者と事業者の双方にメリットがあります。

  • 購入者の受け取り方法が増える:自宅で配送を待たずに、都合のよい店舗とタイミングで商品を受け取れる
  • 店舗の在庫をECで販売できる:店舗の在庫をオンラインストアに反映すれば、EC倉庫で在庫が切れた商品も、在庫のある店舗を受取先として販売できる
  • 来店が接客の機会になる:受け取りのための来店時に、スタッフが商品を手渡しで説明したり、ほかの商品を紹介したりできる

なかでも事業者にとって大きいのは、EC倉庫と店舗に分かれた在庫を、ECの販売にまとめて生かせる点です。

店舗受取サービスの導入前に確認すべきことは?

店舗受取サービスを安定して運用するには、Shopifyの設定に加えて、次の3点を事前に確認しておく必要があります。

店舗の在庫をオンラインストアに正しく反映できるか

Shopifyの初期設定では、購入者が店舗受取を選べるのは、受取店舗に注文商品の在庫がすべて揃っている場合に限られます。 そのため、各店舗の在庫数がShopifyのロケーションの在庫に正しく反映されていることが前提になります。受取店舗に在庫がない場合に、ほかのロケーションから在庫を移動させる「在庫転送(店舗間移動)」の設定も用意されています。

店舗スタッフの受け渡しの手順を決めているか

店舗受取は、店舗スタッフにとって新しい業務です。商品の取り置き、受取準備完了の連絡、来店時の引き渡し、受取済みの処理に加えて、購入者が来店しない場合の保管期間やキャンセルの扱いまで、手順を決めておく必要があります。

在庫をどのシステムで管理しているか

在庫と注文をShopifyだけで管理している場合、店舗受取の運用の多くは、Shopifyの標準機能の範囲で完結します。

一方、Shopifyのほかに複数のモール・カートで販売している場合は、OMS(受注管理システム)で注文と在庫をまとめて管理していることが多いでしょう。この場合は、次の2点を確認しておく必要があります。

  • OMSが店舗受取の注文を扱えるか:店舗受取の注文は、EC倉庫ではなく受取店舗の在庫から引き当てられる点で、通常の配送の注文と異なります。OMSが店舗受取の注文に対応していないと、注文を取り込めなかったり、在庫数がずれたりする原因になります。
  • EC在庫と店舗在庫をまとめて管理できるか:店舗受取で店舗の在庫をECで販売すると、EC倉庫と店舗の在庫が連動して動くようになります。EC倉庫と各店舗の在庫を一つのシステムで把握し、必要に応じて店舗と倉庫の間で在庫を移せると、在庫の偏りを解消しやすくなります。

LOGILESSを介した店舗受取の流れ

LOGILESSは、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)が一体となったシステムです。複数のモール・カートの注文をまとめて取り込み、Shopify POSと連携することで、EC倉庫の在庫と店舗の在庫を一元管理できます。

OMSとWMSが一体であるため、在庫の移動もシステム上で完結します。たとえば、EC倉庫から店舗へ在庫を移す場合は、倉庫間移動を登録すると、移動元の出荷伝票と移動先の入荷予定が作成されます。店舗で在庫が足りない商品を補充したり、売れ行きに合わせて在庫の置き場所を見直したりと、状況に応じて在庫を柔軟に振り分けられます。

そのうえで、LOGILESSはShopifyの店舗受取の注文にも対応しました。受取店舗の指定がある注文の取り込みから、店舗での受け渡し後の在庫の同期までを、次の流れで管理できます。

STEP1 注文
購入者がShopifyのオンラインストアで受取店舗を選んで注文すると、その店舗の在庫から商品が「取り置き」扱いになります。LOGILESSはこの注文を店舗受取の注文として取り込み、受取店舗から渡す注文として自動で振り分けます。

STEP2 準備
店舗スタッフが商品を用意し、Shopify上で受け取りの準備ができたことを登録すると、購入者に来店を案内するメールが届きます。この間、LOGILESSは取り置き中の商品を考慮して在庫数を合わせるため、同じ商品を別の注文で重ねて販売してしまうことはありません。

STEP3 受け渡し
購入者が来店したら、店舗スタッフが商品を渡し、Shopify上で受け渡しが済んだことを登録します。これで店舗の在庫から商品が差し引かれます。

STEP4 完了
最後に、店舗スタッフがLOGILESS上でもこの注文の受け渡しが済んだことを記録します。この際、LOGILESS側で在庫を二重に減らすことはありません。これにより、店舗の実際の在庫、Shopify、LOGILESSの3つの在庫数が一致した状態を保てます。

※留意点は次のとおりです。

  • LOGILESSとShopify、Shopify POSを利用する場合の仕組みです。
  • LOGILESS上で受取店舗と出荷元倉庫を対応づける設定が必要です。
  • 在庫の同期には一定の時間差があります。

導入事例:土屋鞄製造所様

株式会社土屋鞄製造所様は、ランドセルとレザーグッズのブランドを手掛け、全国の直営店舗とShopifyで構築したECサイトの両方を軸に事業を展開しています。EC倉庫の在庫と店舗の在庫は、LOGILESSで一元管理しています。

LOGILESSがShopifyの店舗受取へ対応したことを受け、2026年6月下旬から8月中旬までの約1か月半、レザーグッズを扱うECサイトで、9店舗を対象に店舗受取の実証運用を実施。運用面での検証を重ねたうえで、2026年10月1日より全店舗での本格展開を開始しました。

実証運用ではECサイトの受注の約8%で店舗受取が利用されました。また、店舗受取で購入された商品の多くは、EC倉庫には在庫がなく、店舗にのみ在庫がある商品でした。

店舗受取の導入前は、EC倉庫で在庫が切れると、店舗に販売可能な在庫があってもECでは販売できない状態でした。店舗受取の導入により、店舗の在庫をECでの新たな販売機会につなげることができました。ShopifyとLOGILESSの在庫連携がこうした仕組みを支え、在庫の有効活用と売上機会の拡大に貢献しています。

現場のオペレーション面でも、同社の店舗スタッフの多くが日常的にLOGILESSを利用していたことから、新しい運用にスムーズに移行できました。

まとめ

Shopifyの店舗受取(BOPIS)機能を活用することで、倉庫だけでなく店舗の在庫も含めてECで販売ができるようになり、販売機会の拡大と在庫回転率の向上が可能になります。また、購入者側も受取場所の選択肢が増えるなど双方にメリットがあります。

一方で、店舗側の在庫管理やオペレーションが複雑になりやすく、システム間の連携が導入のハードルとなるケースも少なくありません。

LOGILESSを活用することで、受取店舗指定のある受注の受け付けから店舗側での購入者への受け渡しまでの一連のオペレーションを効率的に管理できるようになります。

本機能の活用について、詳細は下記よりお問い合わせください。

資料ダウンロード

EC業務を効率化する方法をまとめた資料を多数ご用意しています。業務効率化で課題をお持ちの方はぜひダウンロードください。

ダウンロード資料一覧はこちら
お問い合わせ

ECバックヤード業務を自動化させたい方や、料金などのサービス内容をもっと知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

この記事を書いた人

ロジレス編集部

ロジレス編集部

ロジレス編集部は、EC事業者・倉庫事業者さまに向けて業務改善や売上拡大のヒントをお届け。 システムの効果的な活用方法から業界ニュースまで、現場目線で情報を発信しています。

※掲載内容は執筆時点の情報に基づいており、正確性や最新性を保証するものではありません。内容が誤っている可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

キーワードで探す

カテゴリ

タグ

用語集

EC・物流業務用語集 EC・物流業務でよく使う用語を解説