ECを支援するShopify公認パートナーがLOGILESSを使い続けるワケ

ECを支援するShopify公認パートナーがLOGILESSを使い続けるワケ
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もくじ

企業情報 

企業名コマースメディア株式会社
事業内容ECコンサルティング、ECサイト制作・運用代行、越境EC商品販売代行、自社ECの運営
HP​​​​​​https://commerce-media.info/
LOGILESS導入時期2017年9月
LOGILESS活用前における課題他OMS(受注管理システム)では直感的な操作が難しく、WMS(倉庫管理システム)との連携時にミスやエラーが発生しやすい状況にあった。
LOGILESS導入後の成果受注管理と在庫管理の連携がスムーズに。EC運用代行で、ECクライアントの売上が3倍に成長。
(※マーケティング施策の成果も含む)

取材者プロフィール

コマースメディア株式会社 代表取締役 井澤 孝宏 氏

コマースメディア株式会社

代表取締役

井澤 孝宏 氏

上智大学を卒業後、楽天グループにECコンサルタントとして入社。その後、ベンチャー企業に転職し、自社ECを年商10億円規模まで拡大させる。2016年、コマースメディアを設立。現職に就く。

コマースメディア株式会社平田 奈々絵 氏

コマースメディア株式会社

平田 奈々絵 氏

前職で事業会社のEC担当として売上拡大に努める中でバックオフィスのオペレーション設計を経験し、EC運営の攻めと守りバランスの大切さを痛感。現在はコマースメディアにてEC事業者様のコンサルティング・運営改善を担当。

LOGILESSをEC支援に活用するまで

ECをフロントからバックヤードまでトータル支援

井澤:ECのトータル支援を行うコマースメディア株式会社の井澤と申します。もともとは、ECのコンサルティング事業から始まった企業です。コンサルをしていたお客様から「売上の上げ方はわかったけれど、作れる人がいないからサイトを作ってほしい」とご要望いただきサイト構築を手がけたところ、「売上が上がり、手が回らなくなってしまったので運営もお願いしたい」と言われるようになりました。そうしてカスタマーサポートと物流周りの運用代行も始めたのがこれまでの経緯です。

最近では支援だけでなく、自社でショップを持って運営したり、越境ECをしたり、ブランドを買収して自社プロダクトとして売ったりもしています。

モールや自社サイトといったプラットフォームに依存せず、フロントからバックヤードまで支援できるのが我々の強みです。

運営を整えるだけでECの売上は向上する

井澤:以前は楽天グループに勤めておりまして、ECの上流工程に関わっていました。その後、この会社を立ち上げる前に事業会社に転職。自らECの部署を立ち上げました。はじめは立ち上げることも大変で、独自ドメインのECサイトをオープンするところから苦戦しトラブル続きでした。その後運用が始まってからもバックオフィス構築でうまくいかず、事業を軌道にのせるまでに計画以上の時間がかかってしまいました。

「受注や物流のベースがしっかりしていないと売上を積み上げていくことができないんだ」と身をもって実感しました。実際の現場で問題を解決してきたため、今は最適なシステムや構成に辿り着いてきていると思っています。

実は運営を整えるだけで売上が上がるケースは少なくありません。商品マスターが整備できていないために、出店しているECサイトにすべての商品が掲載できていなかったり、出荷、配送までに時間がかかっていたり、データの受け渡しが悪くてミスが起きていたりといった問題が放置されているケースが意外にあるんです。

それを整えるだけで創業初期は売上が上がる企業様が多いため、マーケティング施策だけでなく、ベースとなる運営も大事にしています。

平田:運営が整っておらず、ECの担当者が受注や在庫管理の業務に忙殺されてマーケティング施策を考える時間が無いケースもよく見かけます。運営を効率化することで販売に集中する環境をつくるのも売上を上げるために重要なポイントだと感じます。

OMSの使いやすさに課題

井澤:もともと前職ではOMS(受注管理システム)を自社で構築していました。その経験から開発やメンテナンスにかかる工数の多さによる効率の悪さを感じていたため、自社構築は選択肢にありませんでした。

またいくつか他社のクラウド型OMSを知ってはいましたが、機能が豊富な反面、設定が複雑で難しい印象がありました。相談にいらっしゃるECクライアントが機能をすべて使いこなせていないんですよね。「マニュアルを見てもどこに必要な機能があるかわからない」とおっしゃっていました。カートやモールとの受注連携はできているものの、WMS(在庫管理システム)との在庫連携ができていないような例もありました。

LOGILESSをEC支援に活用する理由

LOGILESSを使い続ける理由

井澤:何かいいシステムはないかな、と探していたところ、委託先の倉庫様に紹介いただいたのがLOGILESSです。LOGILESSは管理画面のUIが非常に分かりやすくマニュアルを見なくても画面の通りに進めていけば、使っていける印象があります。

こうした理由から、2017年より運用代行や自社EC、コンサルティングの提案ではLOGILESSを使用しています。使い続けている理由は「使いやすいUI・UXである」ほかにも2つあります。

ひとつはOMSとWMSの機能をあわせ持っているという点です。OMSとWMSの連携時に起こりやすいミスやエラーが発生しにくく、オペレーションの構築も圧倒的にやりやすい。実務的な面でも、人員配置が少なくすみます。

もうひとつの理由としては、いち早くShopifyと連携した点です。まだShopifyが日本で有名ではなかった2017年に、私からいくつかのシステム会社にShopifyとの連携をおすすめしました。すると、ロジレスが2週間後には開発してくれたんです。CTOの田中さんが「できましたよ」と。当時国内では、無料でShopifyと連携できるシステム会社が1社もなかったので、「LOGILESSしかない」と思いました。

今となってはLOGILESSを使わなければ、ECを運営する人員が倍以上必要になってしまうと感じています。そして対企業としてビジネス感覚が合うこともLOGILESSを使い続ける理由です。

平田:私は前職で別のOMSを導入・利用した経験がありますが、コマースメディアに入って初めてロジレスを触り、使いやすさに感動しました。

例えば、複数のモールを運営する際に、モールごとに違う商品コードを倉庫側のひとつのコードとどう紐づけるかが課題となります。ロジレスでは紐づけの設定がとても簡単ですし、画面も整理されています。過剰受注を防ぐために特定のモールだけ在庫連携を切るといった設定も非常に簡単にできます。細かいことですが日々の運用がとても楽になり、安心して売上を作る業務に集中できます。

また、売上を上げる観点では「オファー」という機能をよく使います。

ロジレスに取り込んだ受注伝票に対して「特定の商品を含む場合にAのプレゼントを付ける」といった設定が可能で、自動化できるのでとても助かっています。プレゼントの同梱を倉庫へ個別に指示する必要がないので効率的です。データに残るのでミスも防ぐことができます。「これをやったら売れる! 」という販促施策があっても、自動化できずに運営の負荷が大きいと実行できません。売りを作る攻めの施策も、ロジレスで自動化できるからこそ実現できています。

OMSのリプレイスを検討するポイント

井澤:ただし、すでに使用しているシステムがあって運営がうまく回っていれば、LOGILESSを無理にはおすすめしません。基幹システムと繋がっている場合も多く、リプレイスは大変ですからね。

一方で他社システムをすでに導入していても、機能を十分に活用できていなかったり、受注連携と在庫連携がうまくできていなかったりするケースではLOGILESSへのリプレイスをおすすめします。CSV連携が発生すると、宛先や住所などの個人情報を手動で扱うことになり、リスクが伴うためです。

また物流を委託しているケースで、運営倉庫にWMSが入っていなかったり、うまく機能していなかったりする場合にもLOGILESSの導入を勧めています。

LOGILESSをEC支援に活用してから

支援先であるゴーゴーカレー様の運用代行で売上が3倍に

井澤:ゴーゴーカレー様のEC運用代行では、売上が3倍になりました。弊社が業務を引き継ぐ前はOMSが導入されておらず、楽天市場、Yahoo! ショッピング、Amazon、自社サイトなどを個別で管理している状態でした。それぞれのプラットフォームにおける在庫が連携されていないので、ゴーゴーカレー様のような人気商品はどうしても在庫切れが発生してしまいます。また商品自体も登録の漏れが多く、機会損失がおきていました。

LOGILESSを利用してデータ連携をすることにより、プラットフォームごとの在庫切れがなくなりました。全体の受注量が正確にわかるので、商品の在庫発注にもいきています。レビューの向上にも繋がっているはずです。

また西日本は西の拠点から、東日本は東の拠点から分けて出荷をしています。OMSの機能でECプラットフォームを連携できるだけでなく、WMSの機能で複数倉庫の在庫も一元管理できます。こうして在庫のコントロールがしやすくなり、以前は配送までに数日かかっていたところ、翌日配送ができるようになりました。

マーケティングを見直した要素ももちろんありますが、売上が3倍になった内の半分はオペレーションの改善が効いていると思います。

OMSの導入で総コストは減る

井澤:OMSに対し「お金がかかるから導入できない」とおっしゃる企業様が多いんですよ。入社したメンバーから、過去のEC運営で「入れたかったけれど、稟議が通らなかった」という話も聞きました。

そうした企業の経営者様に「総コストは減る」と伝えたいです。今、現場では便利なサービスを使いたいと思っている人が多い。でも経営判断がうまくできずに、導入できない。本来やるべき売上の改善にどれだけ時間を割けるかが、ブランドの成長を左右するでしょう。

OMSは日本のEC運営において絶対に必要なもので、その中でもLOGILESSは1番使いやすいと思っています。

※コマースメディアは、お客様と共に成長し続ける取り組みに共感してくれるメンバーを募集しています。

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