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【LOGILESS×チャネルトーク】システム連携のメリットと仕組みを解説

【LOGILESS×チャネルトーク】システム連携のメリットと仕組みを解説

「注文した商品はいつ届きますか?」「住所を間違えたので変更したい」。EC事業者のカスタマーサポート(CS)には、こうした問い合わせが毎日のように届きます。1件あたりの対応は難しくないものの、件数が積み上がることでチームの時間を確実に奪っていきます。Channel Corporationによれば、チャネルトークを利用するEC事業者では、配送処理や交換、キャンセルといった単純で反復的な内容の問い合わせが70%を占めるとされています。

こうした購入後の問い合わせを自動化できるのが、EC自動出荷システム「LOGILESS(ロジレス)」と、AIエージェントで顧客対応を自動化する「チャネルトーク」のシステム連携です。

両者をつなぐことで、LOGILESSが管理する出荷予定日や配送ステータスを、チャットの回答や処理の判断に使えるようになります。「いつ届くか」への即答はLOGILESSが提供するアプリを通じて実現でき、さらにカートシステムと組み合わせれば、出荷前の注文キャンセルやお届け先変更まで顧客自身の操作で完結させられます。

本記事では、両サービスの強みと連携でできることを整理したうえで、なぜLOGILESSとの組み合わせでここまで自動化できるのかを解説します。

1. LOGILESSとチャネルトーク、それぞれの強み

LOGILESS(ロジレス)とは?

LOGILESSは、受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)が一体型となったEC自動出荷システムです。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopify、TikTok Shopなど主要なモール・カートと連携し、受注処理から在庫管理・出荷指示までをワンシステムで完結できます。導入社数は1,700社を超え、年間4,000万件以上の出荷をサポートしています(2026年4月末時点)。

① OMSとWMSの一体型構造

OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)が1つのシステムに統合されているため、データ連携の工数やエラー、在庫の不一致が発生せず、EC事業者と倉庫事業者が常に同じデータを見て運用できます。また、倉庫側の作業の進み具合が「配送ステータス」としてそのまま反映されるため、EC事業者側でも「出荷前で変更ができるのか、既に出荷済みなのか」をほぼリアルタイムに把握できるため、顧客からのお問合せ対応(CS業務)も円滑になります。

② マクロ機能(RPA機能)をはじめとする自動化の仕組み

「もし〇〇なら、□□する」という条件をノーコードで設定できるマクロ機能では、90以上の条件から60以上の受注処理を自動化します。例えば、「この商品を買った人にはこのサンプルを同梱したい。」「届け先の住所に〇〇を含む場合は、配送キャリアを△△にしたい」など複雑な出荷依頼のルールでも簡単に自動化可能です。ほかにも住所エラーの修正を顧客に依頼する、出荷時のメールなど、購入後の問い合わせ対応に直結する機能も用意されています。

③ 柔軟な倉庫運用と、API公開による拡張性

自社の出荷拠点はもちろん、全国400拠点以上の提携倉庫でも導入されており、複数拠点運用や物流代行への切り替えもスムーズです。またAPIを公開しているため、今回のチャネルトークのように、外部ツールや自社システムと連携した活用も可能です。

チャネルトークとは?

チャネルトークは、お客様対応に最適化された顧客理解のためのAIエージェントです。Webチャットや電話、メールなど複数の顧客接点を1つに集約し、AIエージェント「ALF」が対応を自動化します。全世界の累計チャネル数は24万を超え、ALFは約2,000社を超える企業で活用されています。国内でもand ST HD、UNITED ARROWS、日清、メガネスーパーなど、規模問わず様々なEC企業を中心に導入が広がっています。

① AIエージェント「ALF」が問い合わせの80%を自動解決

ALFは「ルール」「ナレッジ」「タスク」「改善提案」の4つを設定することで、自社専用のAIエージェントになります。ハルシネーションを防ぐルール、回答の根拠となる構造化されたナレッジ(RAG)、実務処理まで担うタスク、そしてALF自身が問い合わせ品質を診断して改善点を提案する改善提案。この組み合わせによって、問い合わせの80%を自動で解決できるとされています。

② 「タスク」で、回答だけでなく実務処理まで担える

ALFの特徴は、答えるだけでなく「処理して解決する」ところまで踏み込める点です。注文キャンセルなどの業務を、トリガー条件の設定と処理ステップの記述によってAIに任せられます。処理ステップにはコードを組み込めるため、外部サービスのAPIを呼び出して実際のデータを参照・更新することも可能です。今回のLOGILESS連携も、この仕組みの上に成り立っています。

③ 24時間365日の即時対応で、CSを「攻め」に転換できる

営業時間外でもALFが即座に回答します。「PAUL & JOE」ブランドを国内で展開する株式会社アルビオンでは、24時間対応・正答率96%を実現し、担当者は「ギフト選びの熱量を待機時間で冷ますのは損失です」と語ります。また株式会社アンドエスティHDでは自己解決率90%を達成し、生まれた時間をVoC分析に充てることで、CSを「守り」から事業成長を牽引する「攻め」の組織へ進化させたとしています。

2. LOGILESSとチャネルトークの連携でできること

「いつ届く?」へのお問合せに自動で、正確に対応できる

チャネルトークのチャットに顧客から「いつ届きますか?」と問い合わせが来ると、LOGILESSの「出荷予定日」を参照し、そのままチャット画面上で自動で回答します。

これはLOGILESSが受注データだけでなく、出荷待ちの状態なのか、作業中なのか、出荷済みなのかなどの配送ステータスのデータを持っているため、実現ができる連携メリットです。

「住所変更」のお問合せは顧客自身の操作で完結させる

LOGILESSとShopifyなどのカートシステムも含めて連携させることで、お届け先の住所変更も顧客自身の操作で完結できるようになります。顧客がチャネルトーク上で本人認証を行うと、LOGILESSの出荷伝票の配送ステータスを参照し、対応を自動で出し分けます。

  • 配送ステータスが「出荷待ち」の場合:チャネルトークのチャット上で住所入力フォームを提示し、顧客が入力すると、カート側とLOGILESSの出荷伝票のお届け先を自動で書き換え、新しい住所へ出荷できるようにします。
  • 配送ステータスが「出荷作業中」「出荷済み」の場合:ヤマト運輸や佐川急便など、配送会社への問い合わせ方法を顧客に案内し、配送会社へ確認するように促します。

尚、LOGILESSには「住所検証機能」があり、実在しない住所や郵便番号の間違いなどの住所不備を検知すると受注伝票を「確認待ち」の状態にし、出荷されないようにします。この際に、正しい住所の入力を促すメールを自動送付することも可能です。

一方で、住所としては正しいものの顧客が届けて欲しい住所が別である場合があります。例えば、引っ越しをした場合や自宅ではない届け先を希望する場合などです。この場合に、顧客から「住所を変更したい」というお問合せが来ることが多いのですが、本連携により顧客自身の操作で完結させることができます。

3. なぜ、チャネルトークが連携先としてLOGILESSを選んだのか

OMS・WMSが一体型になっており、受注から出荷までのステータスが1つにまとまっている

本連携はLOGILESSが公開している「LOGILESS API」を利用してChannel Corporation側が構築し、チャネルトークでできる機能として提供しているものです。数あるOMSやWMSのなかで、LOGILESSとの連携開発を実現した理由は、OMSとWMSが一体型になっており、受注から出荷までのステータスが一元管理されている点でした。

「お届け日を伝えたり、届け先の住所変更をチャネルトーク上で完結させるには、受注データだけでなく、倉庫側で作業がどこまで進んでいるかという情報が必要になります。OMSのAPIで受注情報は取得できても、WMSが別のシステムだとそこで止まってしまうケースが少なくありません。OMSとWMSが一体型のLOGILESSではこのような問題が起きず、今の出荷作業に応じた正確な回答をできるのが良いですね。」(Channel Corporation ご担当者)

【補足】連携仕様について

  • 参照する情報:チャネルトークがLOGILESSから参照するのは、対象注文の出荷予定日や出荷伝票の「配送ステータス」です。「まだ止められるのか/もう出荷作業に入ったのか」の判断根拠として活用されます。
  • 書き換わる情報:出荷前のお届け先変更は、カート側とLOGILESSの出荷伝票のお届け先情報が書き換わる形で反映されます。
  • 顧客の導線:顧客と注文情報を紐付けるため、ECサイト上での本人認証が必要です。購入完了メールや出荷通知メールに「注文キャンセル・お届け先変更はこちら」というリンクを設置してチャットへ誘導する運用が想定され、既存のメール導線をそのまま活用できます。
  • 運用・保守:連携の初期設定や日々の保守管理、機能拡張はChannel Corporation側が担っています。
  • 本記事の連携仕様は2026年8月時点の内容です。自動化できる範囲はご利用のカートシステムや認証方式の組み合わせによって異なります。最新の対応範囲はチャネルトークへお問い合わせください。

4. 特に効果が大きいのは、発売直後に問い合わせが集中するEC

この連携が最も効果を発揮するのは、新商品の発売直後に注文と問い合わせが一気に集中するECです。

「ちいかわマーケット」「mofusandもふもふマーケット」などの公式ECを運営する株式会社グレイ・パーカー・サービス様は、チャネルトークの公式イベントレポートで寄せられる問い合わせの約3割が注文後の住所変更だったと語っています。同社はチャネルトーク × Shopify × LOGILESSの3つをAPI連携させ、お届け先変更をALFが自動で判別・即時対応する仕組みを構築。「送料無料の条件を満たしているか」といった前提条件の判定まで自動化しています。結果として、AIチャット導入で総問い合わせ窓口へのアクセス数が約4倍に増えたにもかかわらず、有人対応は最多アクセス時対比で35%削減できた月もあったと報告されています。

アパレルEC領域でも、LOGILESSをご利用いただいている株式会社heart relation様(「Her lip to」を運営)において、配送先変更の問い合わせ業務が80%減少しているとチャネルトークのホームページで紹介されています。

5. まとめ

LOGILESSは「受注・在庫・出荷オペレーションの自動化」に、チャネルトークは「AIによる顧客対応の自動化」に、それぞれ強みを持つシステムです。

この2つをつなぐと、顧客から問い合わせが来た際に、チャネルトークのAIが、LOGILESSの出荷予定日や配送ステータスを自動で参照し、その場で回答します。「いつ届きますか?」という質問には正確な出荷予定日を返し、「住所を変更したい」という依頼も、出荷前であればお届け先の書き換えまで自動で対応します。

それをデータの基盤として支えているのが、OMS・WMSが一体型という構造を持つLOGILESSです。受注から出荷までのステータスが1つにまとまっているからこそ、「まだ住所を変更できるのか、もう間に合わないのか」をチャネルトークのAIが正確に判断でき、状況に応じた対応を自動で出し分けることができます。

バックヤード業務の自動化やシステム連携をご検討の事業者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

ロジレス編集部

ロジレス編集部

ロジレス編集部は、EC事業者・倉庫事業者さまに向けて業務改善や売上拡大のヒントをお届け。 システムの効果的な活用方法から業界ニュースまで、現場目線で情報を発信しています。

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