【保存版】OMS(受注管理システム)を徹底比較!おすすめ21選を紹介!

OMS21選
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「受注管理システムを導入したいけど、どれを選んでいいか分からない…。」

そんな悩みをお持ちの方に、EC特化の物流DX会社で働いている私がおすすめのOMSとその選び方をご紹介します。

もくじ

OMS(受注管理システム)とは?

OMSとはOrder Management Systemの略称で、日本語では受注管理システムとも言われます。

OMSは受注から在庫の確認、出荷依頼に至るまでのEC事業者の業務をミスなく、効率的に行うことができるシステムです。

このシステムは、Amazonや楽天、Shopifyなど複数のECモール・カートに出店している場合でも対応しており、各モールの受注をシステム上で一元管理することができます。

OMS(受注管理システム)の選び方は?

OMS(受注管理システム)を選ぶ基準は、主に5つです。

  1. 事業規模や課題に合っているか
  2. 利用しているモール・カートに対応しているか
  3. 使用している他のサービスと連携可能か
  4. システムが使いやすいデザインか
  5. 導入前後のサポートが徹底しているか

この5項目は、実際にOMSを導入した際に大きく事業に影響するポイントです。

一度、導入するOMSを検討する前にどのような条件を満たす必要があるのか、それぞれの項目に対して書き出してみることをおすすめします。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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OMS(受注管理システム)21選

ここからは、2024年4月末時点で提供されているOMS(受注管理システム)をそれぞれの特徴とともに紹介します。

1. LOGILESS:多くの荷物をミスなく自動で送りたい事業者向け

ロジレス

LOGILESSの最大のメリットは、導入することで自動出荷を実現することができる点です。

毎日の受注から出荷までの人手作業が不要となり、ミスなくスピーディーな出荷が可能です。

さらに、導入前から導入後までのサポートが手厚いという特徴もあります。

専門のコンサルタントによる導入サポートや導入後の質問対応についても迅速に行われます。

また、ヘルプページが充実しているため、質問があった時でもヘルプページを見るだけでほとんどの問題を解決できるのも大きな魅力です。

UIに関しては、かなりシンプルで使いやすい画面構成になっているため、スタッフがすぐに使えるようになりますし、教育コストも下げることができます。

特に魅力的な機能として、細かな注文に対応できるマクロ機能があります。

一定金額以上購入してくださったお客様におまけをつける、何個以上の受注であれは配送業者を変更するなど、従来は手作業で行われていた作業を自動化することで、より新たな顧客獲得のために時間を使うことができます。

デメリットとしては、基本料金が20,000円と少し高めですが、その分、従量課金(1受注に対してかかる料金)が安いため、既にEC事業を始めている方やこれから倉庫を増やして本格的に運用したい方には最適なOMSです。

さらに、LOGILESSは倉庫を自社で保有している事業者に対して、倉庫管理システム(WMS)もOMSとセットで同じ20,000円で提供しており、中から大規模事業者にとっては大きなメリットのある料金体系となっています。

2. NEXT ENGINE:とにかく安く使いたいEC事業者向け

ネクストエンジン

ネクストエンジンは、比較的低価格でOMS(受注管理システム)を提供している会社です。

安価で始められるため、これからEC事業を立ち上げたい方にとっても、導入しやすいシステムだと考えます。

このOMSは、業界で最も多い48種類のECモールやカートに対応しており、API連携を利用してPOSシステム、決済サービス、そしてWMS(倉庫管理システム)との連携も可能です。

そのため、事業を大規模に展開する際にも、機能面での不足は少ないと言えます。

しかし、従量課金(1受注に対してかかる料金)が少し高めなので、すでにEC事業を運営しており多くの受注を処理している事業者様にとっては、想定よりも高額になる可能性があります。

このため、導入前には料金予測をしっかりと行い、検討することをお勧めします。

3. TEMPOSTAR:独自にカスタマイズをしてもらいたい事業者向け

TEMPOSTAR

TEMPOSTARは、各事業者ごとに独自のカスタマイズを提供することに強みを持つOMS(受注管理システム)です。

標準機能ではカバーされていない特定のモールやカート機能も、独自カスタマイズにより対応可能です。

導入を検討している方は、一度問い合わせてみることをお勧めします。

また、各種モールやカートに対する迅速な対応もTEMPOSTARの特徴の一つです。

しかし、独自カスタマイズを行うたびに月額使用料金が高くなる点には注意が必要です。

カスタマイズを希望する内容によっては、希望する機能が標準で搭載されている他のOMSを選ぶ方がコストを抑えられる可能性もあります。

導入前には、今後の事業展開を踏まえて必要となる機能を洗い出し、他のOMSにはない機能でTEMPOSTERが対応可能なカスタマイズを求める場合は、TEMPOSTARの利用を特におすすめします。

4. CROSSMALL:使用しているモール数が少ない事業者向け

CROSS MALL

CROSSMALLは、Aladdin OfficeというPOSレジも提供している株式会社アイルが運営しているOMS(受注管理システム)です。

実店舗もECも同じ会社が提供しているサービスを使用できるので、シームレスな連携が可能になり、在庫管理時のズレを減らすことができます。

そのため、既にAladdin Officeを使用している事業者様は、CROSSMALLをおすすめします。

ただ、料金体系が他社と比べて特殊な点に注意してください。

料金は、受注件数ごとではなく、使用しているモールのサイト数ごとに従量課金が適用されます。

最安の料金プランでは、月額5000円×サイト数(受注は月500件まで)となっています。

Aladdin Officeを既に使用している事業者様や、展開しているモール数が少ないという事業者様には、CROSSMALLをおすすめします。

5. GoQSystem:大手IT企業が提供するサービスを利用したい事業者向け

GoQSystem

GoQSystemは、GMOグループの会社が運営するOMS(受注管理システム)です。

このシステムは大手企業が運営するため、安心してサービスを利用したい事業者様におすすめです。

また、料金体系は定額制で設定されているため、出荷数が多い事業者様や、システム利用料の急激な増加リスクを避けたい方に適しています。

しかし、デメリットとしては、定額料金が高額である点が挙げられます。

具体的には、受注から出荷管理までを行うプランでは、初期費用が100,000円、月額料金が64,800円に設定されています。

さらに、連携するモールを追加する場合や、楽天スーパーロジティクスやヤマト運輸フルフィルメントサービスなどの他の物流アウトソーシングサービスとAPI連携する際には、その度に初期費用と月額料金が加算されます。

なお、機能が制限されるものの、月額料金を安くできるプランも存在します。そのため、GoQSystemは出荷件数が多く、資金的に余裕がある比較的大規模な事業者に特におすすめのOMSです。

6. Robot-in:楽天を主軸にECを運営されている事業者向け

Robot

Robot-inは、楽天が提供しているRakuten RMSサービススクエアを使用している事業者様が格安で使用できるOMSです。

Rakuten RMSサービススクエアとは、「楽天市場」に公式で出店している店舗に対して、販売ページ制作や写真撮影の外注先を簡単に見つけることがでるサービスです。

通常であれば、初期費用30,000円、月額費用5000円+従量課金15円×受注数という料金体系になっていますが、RMSサービススクエアに登録している場合は、初期費用0円、月額3000円〜契約することができます。

また、Robotシリーズと呼ばれているitem-Robot(商品管理)やzaiko Robot(在庫管理)という別のツールも提供されているため、事業規模の拡大に合わせてツールを増やすことができます。

一方で、AmazonやShopify、Qoo10などの他のECサイトを主軸に戦う場合はあまり恩恵を受けられないかもしれません。

楽天を主軸に事業拡大を狙うEC事業者様は、導入を検討してみてください。

7.アシスト店長:顧客管理や分析機能が欲しい事業者向け

アシスト店長

アシスト店長の導入メリットは、受注データから顧客管理や分析を行ってくれる機能にあります。

店舗別、商品別、期間別、年代別、配送方法別など、様々な軸での受注データ分析が可能です。

また、リピート率や年間LTV(顧客生涯価値)の計算も行われ、新規顧客獲得に必要な広告費の算出が容易になります。

顧客管理機能では、名前と電話番号が同一であれば、異なるモールでの購入でも同一顧客として登録される便利な機能が提供されています。

しかし、基本的なOMS機能に追加機能を加えると、月額料金が徐々に高くなる点に注意が必要です。

例えば、在庫管理機能は月額20,000円、分析ツールは月額5,000円、ステップメールは月額20,000円と、追加される機能ごとに料金が加算されます。

このため、比較的中〜大規模な事業者にアシスト店長の導入がおすすめです。

「普段のEC運営で事業推進のための労力を使う余力がない」

「受注データ、顧客管理、分析が全て別で管理されていて見にくい…」といった悩みをお持ちの方は、アシスト店長の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

8. まとまるEC店長:安く定額料金で使いたい事業者向け

EC店長

まとまるEC店長は、月額9800円からの格安定額料金でOMSを利用できるシステムです。

また、無料で専任の担当者がつくため、充実したサポートを受けられるのが大きなメリットです。

しかし、受注データを他のシステムと連携させたり、積極的にデータ活用を計画している方は注意が必要です。

まとまるEC店長では、APIリクエスト回数に応じて使用料が発生する従量課金制を採用しています。

例えば、月に1回から1000回のAPI呼び出しには25,000円、1000回から2000回の呼び出しには45,000円がかかります。

そのため、他のシステムや自社システムとの連携を予定していなく、単に安価で定額料金でOMSを利用したい事業者様には、まとまるEC店長が特におすすめです。

9. コマースロボ:OMS・WMS一体型を使ってみたい事業者向け

コマースロボ

最初に紹介したLOGILESSと同様に、コマースロボもOMSとWMS(倉庫管理システム)を一体化したシステムを提供しています。

この一体型システムは、データのシームレスな連携を実現し、理論在庫と実在庫のズレを減らすことが可能です。

最も安い料金プランでは、初期費用0円、月額5000円から利用可能であり、特に小規模事業者様や一体型システムを試してみたい方におすすめです。

10. タテンポガイド:無料期間が長いシステムを使いたい事業者向け

タテンポガイド

タテンポガイドは、初期費用や導入費用のリスクが少ないOMSです。 

初期費用0円で、月額10,000円からの利用が可能であり、さらに最初の3ヶ月間は利用料が無料です。

この無料期間は、システムの機能や自社のEC事業へ合っているかを試すことができます。

加えて、専任のサポートが付くため、使用している中でわからないことや不安なことがあれば気軽に聞くことができます。

このようにタテンポガイドは、特にOMSの新規導入を検討している事業者様にとって、リスクを最小限に試すことができるシステムとなっています。

11. 助ネコ:分かりやすいUIを重視する事業者向け

助ネコ

助ネコは、ユーザーインターフェース(UI)が分かりやすく、利用者満足度が非常に高いOMSです。 

分かりやすいUIは、システムを使うスタッフの研修にかかる時間やコストを大幅に削減しまできます。

これにより、導入障壁が低下し、多くの事業者にとって使い始めやすいシステムとなっています。

12. 通販する蔵:丁寧なヒアリングを重視する事業者向け

通販する蔵

通販する蔵では、顧客のニーズに応じて丁寧なヒアリングを行った上でOMSをカスタマイズしています。

EC業務に精通したスタッフが、各顧客の特定の要件に基づいてシステムのカスタマイズを担当します。

また、通販する蔵はEC事業者の課題を解決することに焦点を当てているため、現状の課題について相談しながらOMSをどのように運用していくか決めたいという事業者様におすすめです。

13. SHIPPINNO:今すぐOMSを導入したい事業者向け

SHIPPINO

Shippinnoは、既に倉庫業者が決まっている場合に最短1日で導入できるOMSです。

このシステムは、30日間の無料トライアル期間を提供しており、気軽にお試し利用が可能です。

ただし、料金体系には注意が必要です。

料金は、連携しているシステムや店舗数に応じて変動する基本料金、従量課金、そして全ストアのSKU数に基づいて課金されます。

この複雑な料金体系のため、無料トライアルを利用して実際にどれくらいの料金がかかるかを把握し、本格的な導入を検討することをお勧めします。

14. Crossma:商品登録が多い事業者向け

Crossma

Crossmaは、ECの受注に関連する運営をオールインワンでサポートする会社です。

特に、Amazonに出店している事業者にとって便利な機能として、他のモールへのワンクリック出店や、事前に設定したルールに基づく価格の自動改訂機能が魅力的です。 

また、15,000円で販売ページの制作代行も行ってもらうことができるので、専門的なデザインスキルがない事業者様も販売ページを容易に立ち上げることが可能です。

一方で、楽天と連携する場合は、基本料金に月額10,000円が加算される点には注意が必要です。

そのため、楽天以外のサイトを主軸に事業を行う方や、EC事業をオールインワンでサポートしてもらいたい方には、特にCrossmaをおすすめします。

15. BOSS:楽天スーパーロジティクス(RSL)を使っている事業者向け

BOSS

BOSSは、ハングリード株式会社が提供するOMSで、特に楽天スーパーロジスティクス(RSL)との連携に特化しています。

出荷の大半をRSLを使って行っているという事業者様は、受注情報の自動化だけでなく、注文完了時やフォローアップのメール送信の自動化を月額3000円〜行うことができます。

楽天スーパーロジスティクスを使っている、楽天市場を中心にEC事業を行っているEC事業者様におすすめのOMSです。

16. mylogi:これからECを始めたい事業者向け

mylogi

mylogiは、これからEC事業を始めたいという事業者に嬉しい機能を盛り込んだOMSです。

受注代行〜在庫管理、カスタマーサポートまでECサイトのバックエンド業務を全てサポートしてもらえます。

また、小規模・小ロットのEC事業者様でも在庫管理や委託倉庫の紹介をしてもらえますので、1人でEC事業をやっていて手が回っていないというEC事業者様におすすめのOMSです。

17. 速販UX:信頼度の高い老舗サービスを使いたい事業者向け

速販UX

速販UXは、2004年から運営がされている老舗のOMSです。

楽に発送業務を行うことにこだわり、ECモール・カートだけでなく、決済システムや送り状配送ソフトとも連携を行うことができます。

また、料金面に関しても定額と従量課金制の両方があり、事業規模に合わせて選択・変更することができます。

18. DXウランバ!!:Salesforceと併用したい事業者向け

ウランバ

DXウランバ!!は、SalesforceにSFA、CRM、販売管理、財務管理、在庫管理を追加した、購買データを一気通貫で管理できるシステムです。

全てのデータをこのDXウランバ!!で管理できるため、事業の状況を把握しやすく、スムーズな経営判断をサポートしてくれます。

また、強固なセキュリティシステムを備えており、顧客データや購買データが流出しない万全の体制を用意しています。

既にSalesforceを社内で使用しており、よりEC事業も推進していきたいという事業者様におすすめです。

19. AnyX:EC事業を成長させる機能が多く欲しい事業者向け

AnyX

AnyXは、UUUMやSHEIN ,OWNDAYSなどへの導入実績があるECマネジメントプラットフォームです。

物流を効率化するということに加えて、商品分析、顧客分析、チャット分析など事業を成長させるために必要な機能が整っているシステムです。

また、各モールへの出店手続きからページ作成、広告配信の最適化までECモール運営全体をサポートしてくれます。

海外展開にも力を入れており、各国・地域にいるスタッフの方々が現地の文化や商習慣に合わせた翻訳や広告配信まで手伝ってもらえます。

事業を効率化させるだけでなく、成長させるための機能も1つのシステムの中に欲しいという事業者様におすすめです。

20. ITFOReC MS2:多くのモール・カートに出店している事業者向け

ITFOR

多くのモール・カートに出店している事業者様には、ITFOReC MS2をおすすめします。

このOMSは、出店モール数が増えたとしても定額料金が高くならない料金体系をしています。

もちろん、掲載商品数や受注数が多い場合はサーバー構成の変更が必要となり、別途料金がかかることもありますが、基本的には定額料金で使用することができます。

また、商品情報を一斉に反映させる機能がついており、各モール・カートのページを1つ1つ変更する手間が必要ありません。

多くのモール・カートに出店しており、商品登録数も多いEC事業者様におすすめのOMSです。

21. キャムマックス:実店舗を持っている事業者向け

キャムマックス

キャムマックスは、中小企業に特化した販売や在庫管理、財務会計などを一元管理できるシステムを提供している会社です。

今まで人力で行われていたバックオフィス業務をキャムマックスを使うことで効率的に行うことができる様になり、人手不足の解消に貢献します。

また、全ての工程においてペーパーレスを実現し、在宅で受注管理ができるシステムになっており、従業員のテレワークを実現できます。

ECの受注・在庫管理だけでなく、実店舗のレジや全体の会計などを全て1つのソフトウェアで管理したいという中小企業様におすすめのシステムです。

まとめ

今回は、21のおすすめOMSを紹介しました。

OMSには、大規模事業者向け・特定のECモールに強い・顧客管理に強いなど、それぞれによって異なる特性があります。

種類が多すぎて選べない、何を軸にしてOMSを選べば良いかわからないという方は、冒頭にお伝えした以下5つの項目について希望する条件を書き出してみましょう。

  1. 事業規模や課題に合っているか
  2. 利用しているモール・カートに対応しているか
  3. 使用している他のサービスと連携可能か
  4. システムが使いやすいデザインか
  5. 導入前後のサポートが徹底しているか

ぜひこの記事を参考に、ご自身が運営するEC事業に合ったOMSを見つけてみてください。

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