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「安いから」では、長く選ばれない。自社EC運営も手がける3PL・黒船物流が実践する“価値で選ばれる物流”とLOGILESS活用

「安いから」では、長く選ばれない。自社EC運営も手がける3PL・黒船物流が実践する“価値で選ばれる物流”とLOGILESS活用

企業情報

企業名株式会社黒船物流 
事業内容・EC物流代行(フルフィルメント/3PL)
・自社EC(物販)の運営
所在地福井県 
取引社数約300〜500社(うち国内EC事業者は約50社、そのほとんどがLOGILESS利用中) 
主な取扱領域サプリメント・食品・コスメ・美容など。輸入/輸出物販を含む多様な商材
LOGILESS導入時期創業当初は自社開発のシステムを利用していたが、荷量が増えた際にLOGILESSを利用開始(2019年頃) 
本記事のポイント・「システムをいつ入れるべきか」の判断軸
・価格ではなく価値で選ばれる物流のつくり方

取材者プロフィール

株式会社黒船物流

谷  真輔様(EC物流コーディネーター) 

配送の現場から営業まで、物流業界を幅広く経験。 現在は荷主企業に伴走する“物流コンサルティング型”の営業を主に担当し、システム選定から物流オペレーションの設計、コスト最適化の提案までを一手に手がける。

本記事はこんな方に役立つ内容です

  • 自社出荷の効率化・システム化を検討しているEC事業者の方
    • OMS・WMSをいつ・どんな規模で入れるべきか、判断の目安が見えてきます。
  • 物流をアウトソース(3PLに委託)すべきか迷っているEC事業者の方
    • 「任せきり」ではなく、伴走して課題を見つけてくれるパートナー像がわかります。

自社でもECを売る。だから荷主の課題がわかる3PL

「インターネット物販といえば黒船」を目指す物流のプロ集団

はじめに、黒船物流について教えてください。

谷様:弊社はEC物流の代行(フルフィルメント)を中心に、自社でもEC(物販)を運営しているのが特徴です。お取引先は全体で300〜500社ほど。輸入・輸出の物販から、国内のECまで幅広く手がけていて、そのうち国内のEC事業者さまが50社くらい。そのほとんどがLOGILESSで動いています。 

「物流をお任せいただく」だけではない、と伺いました。

谷様:そうですね。一言でいうと、「自社でも物販をやっているからこそわかる、使い勝手のいい発送代行」です。物流をただ請け負うのではなく、自分たちも売り手(マーチャント)として悩んできたからこそ、荷主さま目線の課題に踏み込める。お客様と共に成長する”ことを大事にした、伴走・提案型の物流。そこが大手物流さんとの差別化ポイントだと思っています。

今後、黒船物流としてどんな存在を目指していますか?

谷様:昔から変わらず、「インターネット物販のトータルサービスを提供する会社」でありたい。“インターネット物販といえば黒船”と思ってもらえる存在ですね。困ったときの駆け込み寺というか、百貨店のように「黒船に聞けば、こんなこともあんなこともできる」という形を目指しています。社名の通り、業界の先頭を走って新しいことを取り入れながら変化し続ける――そんなイメージでやっています。

そもそも、いつシステムを入れるべきか

OMSとWMSは本来“別々”。それを1つにしたのがLOGILESS

― EC事業者の方とお話しするとき、OMSやWMSという言葉はどのくらい通じるものですか?

谷様:もう本当にバラバラですね。EC歴が長い方は「OMSね、はいはい」となりますが、そうでなければそこからの説明です。私はいつも、「通常はOMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)を“別々に”持つ必要があって、コストも手間も2つ分かかる。それを1本化したのがLOGILESSなんです」という説明からスタートします。他社のようなOMSと、別のWMSを併用すると、費用も手間も二重になりますよね。LOGILESSはそこが一体型なので、コストも手間も2倍にならない。そこをまず打ち出します。

判断軸は「月のシステム費」と「毎日の手作業」のどちらを取るか

出荷が少ないうちはCSVやスプレッドシートでの連携でも回りますよね。どのくらいの規模から、システムを入れた方がいいと考えていますか?

谷様:無在庫でAmazonに出すようなモデルや、クラウドファンディングのように一度きりの発送なら、そもそも合わないこともあります。ただ、これから事業をスケールさせたいなら、早めに入れておいた方がいいです。私はよく、こんな“A対B”でお見せします。――月のシステム費が仮に2万円。一方で、スタッフが時給1,000円で、毎日CSVをアップして、戻して、追跡番号をまた上げて…という作業を20日続けたら、それも2万円ですよね。「同じ2万円なら、どちらがいいですか?」と。このようなお話をすると多くの方が導入をしたいと思ってくれます。それくらいシンプルな話です。 

貴重なお話をありがとうございます。現状の規模感だけでなく、未来も見据えて導入の判断をするのが大切ということですね。日々の業務の中で、在庫管理や棚卸しなどの業務は多いのでしょうか?

谷様:LOGILESSが入っていれば、在庫はシステム上で正確に管理されるので、「棚卸しをお願いします」という日常的な依頼は、ほぼ発生しません。大きな規模の企業さまだと決算前などに棚卸しは必要になりますが、逆に言えばシステムを通していない小さな規模では、そもそも棚卸しを求められる場面が少ない、という感覚です。

物流のプロが、LOGILESSを選ぶ理由

一体型・初期費用なし・直感的なUI

数あるシステムの中で、LOGILESSを軸にしている理由を教えてください。

谷様:まずOMS・WMS一体型で、WMS(倉庫管理)が基本的に追加費用なしで使えること。初期費用(イニシャル)がかかる他社さんと比べると、明確な差別化ポイントになります。荷主さまへのお見積もりでも効いてきますね。次にUIのシンプルさ。構成が分かりやすく操作しやすい。スマホでもある程度操作できてしまうのは、他と比べても全然違うところだと思います。

テスト環境と手厚いヘルプで、“提案できる”物流に

谷様:私自身、ゼロベースで触りながら理解を深めていったのですが、テストアカウントで実際に動かして「こんなマクロが組める」「こういうオペレーションが組める」と試せたのが大きかった。だから荷主さまにも“こう運用しましょう”とリアルに提案できる。ヘルプサイトの充実度や分かりやすさも、他社さんとは違うなと感じます。

AIチャットと豊富なAPI連携が、現場と提案を後押し

谷様:ここ半年〜1年は、画面右下のAIチャットをめちゃくちゃ活用しています。あれがあるだけで全然違う。24時間ザクッと質問を投げれば、ヘルプのURL付きで答えが返ってくる。通り一遍の回答になったときは有人チャットに切り替えれば、営業時間内に担当の方が答えてくれる。「今日は夜だから明日まで待とう」という使い分けさえ分かれば、かなり活用できます。

谷様:API連携の幅も心強いです。TikTok ShopやTemuのような新しい販路が出てきても、LOGILESSはすでにAPI連携できているので「ちょうどいいですね」という感覚で話が進む。マクロを使えば、ロット管理や引き当て予約販売のような複雑な運用にも踏み込めます。

価格ではなく、“価値”で選ばれる物流をつくる

「安いから」で選ばれると、より安いところに逃げられる

新規の荷主さまを獲得するとき、どんなことを大事にしていますか?

谷様:単純な値下げ合戦には乗らないようにしています。「安いから黒船にした」という関係だと、もっと安いところが見つかれば、そちらに行かれてしまう。長くお付き合いできる可能性が減ってしまうんです。だから私たちは、送料や資材費といった“変えにくいコスト”ではなく、お客様自身が気づいていない潜在的な課題――どこを変えればコストや手間が減るのか――を、ヒアリングの中で見つけることを大切にしています。

現場で見るから、その場でコストが下がる

具体的には、どんな提案をされるのでしょうか?

谷様:たとえば商品の厚みが3.2cmなら、パッケージを2.8cmにすればネコポスに入って送料が下がりますよね、といった提案。中国から輸入する際の航空便・船便の使い分けや、同梱物(チラシ等)の最適化もそうです。同梱物を折りたたみ式にしたり、5〜6枚入れていたものを1枚にまとめたりするだけでコストが下がる。こうした削減は請求書の数字だけ見ていても気づきにくいのですが、現場で実物を見れば一目瞭然です。

谷様:だから弊社は倉庫見学を歓迎しています。実際に来ていただくと、「このサイズならこのパッケージがいい」「同梱物はこう変えよう」とその場でアイデアが固まる。お客様も“見た方が早い”と納得して帰られることが多いですね。 “面倒なこと”を引き受けることが、結果的に解約抑止にもなります。

谷様:付加価値をどれだけ提供できるか。お客様が面倒だと感じていることを引き受け、他の物流がやらないことをやる。そうやってスイッチングコストを価値”で高めていくことが、結果的に長いお付き合いにつながります。定期的な面談で、何気ない会話から課題を見つけ、その時々に合った提案をしていく――その積み重ねですね。

今後の展望

最後に、今後の展望を教えてください。

谷様:「インターネット物販のトータルサービス」を、これからも広げていきます。AIや新しい販路、海外への発送など、その時々のトレンドを取り入れながら変化していく。企業理念は共に成長”。荷主さまも、私たちも、関わる全員で業界全体が盛り上がればいい。だから本当に、困ったら何でも聞いてください、というスタンスです。

谷様:特に最近は、海外発送のニーズが既存のお客様でも急増している。独自のシステムやインボイス発行の仕組みを整えつつあり、手間なくシームレスに越境対応できる体制づくりを進めているところです。 

― EC事業者の読者へ、メッセージをお願いします。

谷様:物流はあくまで、EC全体・事業全体をうまく回すための“手段の1つ”です。その上で言うと、これから事業をスケールさせたいなら、システムは早めに入れておいた方がいい。そして、価格だけで物流を選ぶより、自分たちの課題に一緒に向き合ってくれるパートナーを選ぶこと。それが、長く伸び続けるための近道だと思います。

物流の現場から営業まで知り尽くした谷様だからこそのお話、ありがとうございました。ロジレスも、黒船物流様のような“伴走できる物流”をもっと支えられるよう引き続き取り組んでまいります。本日はお忙しいところありがとうございました。

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