在庫ズレを改善し、2人→0.3人に省人化!朝日新聞モールを変えたLOGILESSの優位性

在庫ズレを改善し、2人→0.3人に省人化!朝日新聞モールを変えたLOGILESSの優位性
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企業情報 

企業名株式会社朝日新聞社
事業内容生活雑貨、寝具、家電、食品、衣類、展覧会グッズ等バイヤーが厳選した商品をモール販売
ECサイトhttps://shop.asahi.com/
お取り扱い商材日用品雑貨・食品・衣類
販売モデル自社サイト
月間出荷件数5,000〜6,000件
EC開始時期2017年4月
LOGILESS導入時期2021年10月
EC物流における課題出荷業務の委託先にて出荷漏れや在庫ずれなど問題が頻発。システムの制約から発生する人的ミスに課題。
LOGILESS導入後の成果物流業務が自動化され、諸問題が解消。スタッフ2名のリソースが必要だったところ、0.3人まで省力化。倉庫側は当日・翌日の出荷数が把握できるため、出荷に関わる人員配置もスムーズに。

取材者プロフィール

株式会社朝日新聞社森 雄大氏

株式会社朝日新聞社

森 雄大氏

通販事業部では、LOGILESSへのシステム更新や倉庫の変更業務に携わる。主に、バックヤード業務を担当している。ロジレス社や業務委託先の倉庫と共に、お客様の体験改善につながるような取り組みを行いたい。

LOGILESSを導入するまで

 多品種を扱うモールのEC関連業務を完全外注

2014年4月にサービスを開始した「朝日新聞SHOP」は2017年4月にECサイトをオープン、2022年10月にはECモール「朝日新聞モール」に拡張しました。バイヤーが選び抜いたさまざまな商品を自社ECサイトで販売。生活雑貨、キッチン用品、寝具、家電、食品、衣類、展覧会グッズなど、幅広い商品を取り扱っているのが特徴です。

EC開始から出荷数が伸び始めたころ、弊社の人員が少なかったため、物流会社に多くのEC関連業務を外注していました。倉庫業務をはじめ、コールセンター、決済業務まで弊社の関与は少なく、業務委託先に大きく依存していました。

問題が頻発するも、コントロールできず

ところが問題が頻発。例えば、受注順に発送するのが通常のところ、後から受けた注文と発送の順番が逆転してしまったり、注文が発送されずに残ってしまっていたりといった問題です。お客様から問い合わせを受けて対応しますが、業務委託先の業務改善も思うように進みませんでした。

当時委託していた物流会社では、その会社独自のシステムを使用しなければいけませんでした。そのOMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)の機能に制約があり、人的ミスが発生していました。問題に対処し、また1週間後に同じような問題が発生しては、もぐら叩きのように対処する状況が続きました。お客様には非常にご迷惑をおかけし、申し訳なかったと思っています。

LOGILESS導入を決めた理由

OMS+WMSの高い優位性

倉庫の余剰スペースの制約とシステムに起因する発送ミスを解消するために、倉庫とシステムの両方を変える必要性を感じました。ただ優先順位としてはシステムを決めたのが先です。展示会でロジレス社とお話ししたのをきっかけに、物流関係の専門家や大学院の先生にお話を伺う中で、LOGILESSが我々の課題を解決するのではと思うようになりました。

LOGILESSは、唯一無二のOMSとWMS一体型システムと認識しています。2つの機能をあわせ持っているので、理論在庫と実在庫が一致する。メーカーから仕入れたものを販売していますから、季節商材や廃盤商品の在庫管理はシビアです。「だいたい合う」ではなくて、1個単位で在庫を合わせなければなりません。

今でこそ「在庫は一致していて当然」という考えですが、LOGILESS導入前はそうではありませんでした。当時は実在庫以上の在庫を売ってしまう事象も発生していたので、システム上の在庫数が正しいか、注文数と在庫数を照合していました。この確認作業がなくなれば、運用の負担が大きく変わると確信し、LOGILESSの導入を決定。LOGILESSを使うことを必須の条件とし、新しい委託先として倉庫会社を選定いたしました。

スクラッチ開発に頼らない運用で業務を標準化

LOGILESS導入に際し、当時は課題を感じた部分もあります。これまでは開発費をお支払いして、スクラッチ開発で細かい対応をしてもらってきました。LOGILESSでは全体の最適化の観点から、独自の運用フローに合わせた対応はなかなか難しいとのこと。しかしシステムの変更は、社内の非効率的だった運用フローを刷新するチャンスでもありました。LOGILESSの考え方にあわせて、業務フローを改善していくことに決めました。

結果的にはLOGILESSにできないことがほとんどなかったため、困っていません。ガラパゴス化していた運用を標準化でき、業務の見直しにつながりました。

厳しいセキュリティチェックに対応

個人情報を扱うため、セキュリティにもシビアです。その点、ロジレスの営業担当の方には対応に尽力いただき、感謝しています。セキュリティチェックシートの記載やセキュリティ面の強化対応に尽力いただいたかいもあり、導入に踏み切れました。

朝日新聞モール

LOGILESSを導入してから

スタッフは2人→0.3人まで削減!ルーティン業務が減ってストレスフリー

LOGILESSを導入してからは、社内で物流業務に向き合う人数が減りました。導入前は2人が丸一日業務にかかりっきりだったところ、1日あたり0.3人ほどの労力で済んでいます。設定をしておけば、受注から出荷までほとんどの仕事が自動化されるため、ルーティン業務が少なくなったことが要因です。残った業務はイレギュラー事項の対応や設定の変更。想定外から発生するトラブルはゼロにならないので、そのトラブル対応くらいです。毎日「あれやらなきゃ、これやらなきゃ」と追われるストレスが減りました。自動化が実現し、省力化できたことは弊社にとって大きなメリットです。

人の手がかかる作業が減ったため、当然ミスも減り、お客様にご迷惑をおかけすることも少なくなりました。問い合わせなどポジティブではないお客様対応にかかる時間も削減でき、その代わりに利便性の向上や商品開発、お客様とのコミュニケーション、ウェブ施策のようなポジティブな部分に人を配置できるようになりました。

「当日や翌日の出荷数が見える」倉庫も省力化

現在発送業務を委託している倉庫会社からは「当日や翌日の出荷数がリアルタイムで見えるのがありがたい」と喜びの声をいただいています。倉庫会社は繁閑に応じてスタッフの人数を調整するため、人員配置の予定が立てやすくなるそうです。

CSV連携が必要な他社システムでは、連携するまで出荷件数がわかりません。人件費が高騰するこのご時世、こうした倉庫側の効率化・省人化も回り回って、業務委託料がなるべく増えない形につながってくるものと考えています。

「現場をわかっている」かゆいところに手が届く機能がいっぱい

LOGILESSを使う立場になると「現場がわかっている人が作っている」と、感じる瞬間がいくつもあります。

例えば「カート側の商品名を納品書に出力する」設定です。倉庫で管理する上で、便宜上つけている商品名とカートで表示している商品名は異なる場合があります。お客様に納品書をお送りする際には、カート側の商品名を印字したいのですが、これが他のシステムでは結構難しいところ、LOGILESSにはできます。

「離島マスター」も便利です。「通常はA運送会社、離島はB運送会社で出荷」と住所から判断して振り分けるよう、あらかじめ設定できます。これも送料の最適化を考えて業務に携わった経験がある人が作った設定だと感じました。

スピード感と「あったらいいな」を両立できるSaaS

システムの導入に際して、スクラッチとLOGILESSのようなSaaSで悩まれる企業も多いかと思います。スクラッチは自由度が高く、ベンダーさんに実現したいことを要望できるメリットがある反面、1つの改修に作業工数の確認、要件定義…と、どうしてもスピード感が落ちるデメリットもあります。

それに対し、LOGILESSは基本的な機能だけでなく、「あったらいいな」と思う機能まで揃っています。わからない部分はチャットで質問すれば、迅速に回答頂けます。営業担当の方も懇切丁寧に教えてくれます。私も物流・通販のSaaSに触れるのは初めてだったので、不安もありましたが杞憂に終わりました。OMS・WMSとしての機能は非常に素晴らしいです。不動在庫や在庫回転率も確認できるようになればいいなと、LOGILESSの今後の機能改善にも期待しています。

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