株式会社ロジレス（本社：東京都品川区、代表取締役：足立直之）が提供するEC自動出荷システム「LOGILESS」は、倉庫向け有料機能オプションプラン「LOGILESS Plus［WMS］」において、サーマルプリンタ（感熱プリンタ）による佐川急便株式会社（以下、佐川急便）の「送り状ダイレクト発行機能（旧称：送り状後出し機能）」の提供を新たに開始したことをお知らせします。これにより、従来のA5圧着用紙での印刷に比べて印字スピードが約3分の1に短縮され、倉庫現場での出荷作業の効率化と印刷コストの削減を実現します。この度の機能追加は、倉庫向け有料オプションプラン「LOGILESS Plus［WMS］」のサービス拡充第7弾となります。

背景・課題

これまでLOGILESS Plus［WMS］の佐川急便の送り状ダイレクト発行機能では、A5圧着用紙を用いたインクジェット／レーザープリンタでの送り状印刷に対応していました。しかし、プリンタの設置場所の制限や印字スピードの遅さが理由で、検品完了後に送り状を発行する「後出し運用」が難しく、倉庫現場での柔軟な導入が進めにくいという課題がありました。

機能の概要

今回のアップデートでは、サーマルプリンタによる佐川急便の送り状発行に対応いたしました。主な特徴は以下のとおりです。

• 印字スピードの向上
  従来のA5圧着用紙を用いたインクジェットプリンタやレーザープリンタでは、1枚あたりの印刷に12秒以上を要していました。サーマルプリンタ対応により、最短4秒での発行が可能になり、検品完了のタイミングで即時に送り状を出力できます。
• 印刷コストの最適化
  インクジェットやサーマルプリンタでは、1枚あたり約5円前後の印刷コスト（インク・トナー代）が発生していました。サーマルプリンタではインクやトナーを使用しないため、印刷コストが実質ほとんど0円になります。さらに、サーマルプリンタは印字部分の摩耗が少なく、メンテナンス頻度も低いためコスト全体の削減につながります。
• 柔軟な運用が可能に
  Ａ5圧着用紙（インクジェット／レーザープリンタ）とサーマルプリンタの併用が可能となります。出荷スタイルや商材構成に応じて、最適な印刷運用が実現できます。

【先出し運用】
単品購入が多く1梱包で確定するような商材では、事務所の複合機からA5圧着用紙で大量に一括発行することができます。送り状発行ソフトとの面倒なCSVファイル連携の手間を無くし、送り状をワンクリックで効率的にまとめて発行できます。

【後出し運用】
SKU数や商品サイズが多様で、梱包数の確定が商品を集めた後になる場合でも、サーマルプリンタを用いることで出荷伝票単位で迅速に発行できます。検品完了のタイミングで個数を指定して印刷ができるので、送り状の追加発行で発生していた手戻りや事務工数が大幅に削減されます。

ロジレスは今後も、EC物流に携わる皆様にとって価値のあるサービスを提供し、より良い物流の実現に向け機能拡充に努めてまいります。